1年に一回、6月の新月に真木でコンサートを始めて6年目。人里から山道を1時間半徒歩で登ってたどり着く暮らしの場所でコンサートすることがどういうことか?今回はなんだか胸に滲みてふに落ちた。
コンサートで使うものは、真木の住人やサポーターが背中に背負って運んでくれる。立屋でのコンサートが終わって2時間後の出発までに最小&軽量の音響や接続機器などを厳選して、間違えのないよう点検して、荷揚げをしてくれる宗さんに託すと、これでコンサートができると実感が湧いてほっとした。わたしは軽い荷物だけ背負って歩かせてもらった。

1時間半の山道、歩くだけで浄化された気分。体は疲れても心の疲れは汗とともに流されてしまう。

かまどで炊くご飯の美味しさ。素材から手作りの工夫たっぷりのおかずの味わい。噛み合ってるのかどうか?昭和の長屋のような等身大なやりとりに夜が更けた。

散歩すると、広大な山の片隅に、藁葺き屋根の家々、元気な山羊、鶏、蜂の小屋、可愛い田んぼ、畑。
今年、真木に暮らしてるのは、基本4人だと聞いて驚いた、ずいぶん人数が少なくなった...でも、その中に18歳の子が二人。生きることを学び取ろうとする姿勢と、それに答えようとするみさきさん と信さんのそれぞれのあり方、個性が光っていた。
18日、午前中、コンサートの会場作りの方針が二転三転した、6月とはいえ晴れると日差しがきつい。会場は木陰と決めていたが、実際コンサートの時間帯午後1時〜4時までどこがどのくらいの広さの日陰になるかは分からなかった。椅子は日陰を追っかけて動かせるように設営。予想してなかったのが、リハーサル中、小さな虫が目や鼻、口に集まってきて、息継ぎと同時に鼻の中に飛び込むこと。1時間以上リハーサルをして「これでは聴く人も集中できないから、室内でコンサートした方がいいかも?」と、室内に会場設営し直して、リハーサルも済ませて一安心。すると、設営を手伝ってくれたSさんが、「虫がいなくなったよ。雲も出てきて日差しも和らいだよ。」と報告してくれて...「それじゃあ、外がいいね。」となり、再び野外にライブの設営。この会場の引越しは、遊里庵に暮らす志織ちゃんと、Sくんが来てくれたからできたこと。そして、みさきさん、信さん、学舎の若い女の子の助力があって、良いコンディションでコンサートができました。
今回は、オープニングにみさきさん がコンサートに寄せて賢治の詩を朗読し、みちるちゃんがギターを奏でた。♪わたくしは、これらのちいさなものがたりの幾きれかが、おしまい、あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりません。
素敵な言葉でした。
さて、コンサートの一編があなたのすきとおったほんとうのたべものになったでしょうか?
わたしもそのようなうたを歌えるわたしであることを願ってやみません。
土の上、青空の下で、お母さんとお父さんの眼差しに見守られて
小さな子どもの好奇心が音楽と出会っていた。
大地を踏みしめて♪空を仰ぎみて♪我ら地球の子ども 我ら銀河の光
コンサート 終了後、青空の下で丸くなって 一人ひとり自分の感じることを言葉にしました。
その後、信さんとミチルさんがセッションしていた。どの時間も貴重な時間でした。
みさきさん 信さん 学者のみなさん 来てくれたみなさん、志織ちゃん ありがとう。また来年!