愛の花

ainohanam.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

うたをありがとう吉本有里コンサートin加計呂麻島 

10月22日、1年ぶりの加計呂麻島。

加計呂麻島は、4回目。ここに来ると、海は惜しみなく、うたをプレゼントしてくれる。包むような優しい波の音、美しい水色の海、泳ぐと、色とりどりの魚の群れは天国みたい。海の中には森があった。サンゴ礁でいのちは育まれることを体感し、自然の偉大さに畏敬の念を感じた。
 昨年、けどみ宿にたどり着いた夜、満月の月明かりで水平線を眺めていたらメロディーがやってきた。その歌は「けどみの里」という歌になり、アレンジが完成しCDに収録された。優しく深い歌になった。
うたをありがとう吉本有里コンサートin加計呂麻島 _d0024504_22550472.jpg
加計呂麻島は、奄美空港から車で2時間奄美大島を横断して さらにフェリーで20分海を渡る。点在する小さな集落と集落の間はハブがいるからか手付かずの自然が残された野性味あふれる山で、美しい海に囲まれた静かな静かな島。けどみは、島の中では家が密集してる方だけど、それでもやっぱりすごく静か。道案内のプレートのすぐ先に宿はあります。
うたをありがとう吉本有里コンサートin加計呂麻島 _d0024504_22545347.jpg

 今回は、歌が生まれたけどみ宿で「うたをありがとうコンサート」。
 コロナ禍でコンサートが激減して、音楽活動を持続していくには、ほんとうにやりたいことを、ピュアな想いでやり続けることが大事だと痛感している。文化芸術ってなんだろう?生きることの原点に帰れば、そこには 溢れてくる想いがあって、それは音楽になって全てのいのちと響きあうつながる力になる。
 この取り組みを含めて幾つかのコンサート企画を、立ち上げたばかりの任意団体、愛の花Musicで文化庁の文化芸術活動の支援事業に申請した。採択されたら経費が出て、採択されなければ、自費(出費)になるいう賭けだった。だからこそ、ほんとにやりたいか?の問いかけが必要だった。

けどみの宿に着いた22日の夕方、採択の報が届いた。ありがたかった。これで、この先も、みんなでチャレンジし続けられる。
うたをありがとう吉本有里コンサートin加計呂麻島 _d0024504_23052748.jpg
翌日は、朝から準備して午後2時からコンサート
うたをありがとう吉本有里コンサートin加計呂麻島 _d0024504_00363765.jpg


お天気も良くて庭で開催。鳥の声やセミの声、風や太陽、雲を感じながらのコンサート。お客さんはポツリポツリといらして、縁側や、庭の好きなところに散り散りバラバラに座った。
うたをありがとう吉本有里コンサートin加計呂麻島 _d0024504_23585215.jpg
彩雲も出た。ちなみにここに紹介しているライブ時の写真は、同じ宿で初めて出会った20代の若いりょうくんが撮ってくれた。ありがとう。
うたをありがとう吉本有里コンサートin加計呂麻島 _d0024504_23595334.jpg
けどみ宿のコージさんは区長さんで、「場所は公民館でもいいけど、けどみの宿が合ってるね。」とおっしゃった。わたしも同感。けどみ宿の庭には、ピザ窯や、五右衛門風呂が手作りされて手作り感に溢れている。

お客さんは、島のおばあちゃん、島の若者、島の中堅どころ、旅の人がいい塩梅で混じっていた。
同じ宿に偶然泊まった3人と意気投合して、夜も話し込みました。
 コロナへの警戒も徹底され宣伝もしにくく、知らない歌手のコンサートで、集まりにくかったと思いますが、また次回が楽しみです。今回は、島のお年寄りも気軽に足を運べるように、奄美大島で文化芸術に理解あるYさんがスポンサーで、参加無料という形の開催。皆さんの協力で開催できて感謝がいっぱいでした。

コンサートの翌日から数日かけて、サンゴ礁が美しい実久の海辺で新しい歌が完成させました。加計呂麻島は、地球の始まりを感じさせてくれる場所でインスピレーションが降ってきます。
うたをありがとう吉本有里コンサートin加計呂麻島 _d0024504_00593398.jpg
(中城政治さん撮影の実久の海の中)

実久の宿で偶然一緒になった恵子さんに手伝ってもらって、ガジュマルの木の下で、生まれたての歌の動画をとりました。
美しい加計呂麻島、新しい歌を発信できて嬉しい。
コンサートに来れなかった人にも 歌をお届けします。

地球の始まり



by ainohanaMusic | 2021-11-03 00:22 | ライブ | Comments(0)