10月22日、1年ぶりの加計呂麻島。
加計呂麻島は、4回目。ここに来ると、海は惜しみなく、うたをプレゼントしてくれる。包むような優しい波の音、美しい水色の海、泳ぐと、色とりどりの魚の群れは天国みたい。海の中には森があった。サンゴ礁でいのちは育まれることを体感し、自然の偉大さに畏敬の念を感じた。
昨年、けどみ宿にたどり着いた夜、満月の月明かりで水平線を眺めていたらメロディーがやってきた。その歌は「けどみの里」という歌になり、アレンジが完成しCDに収録された。優しく深い歌になった。
加計呂麻島は、奄美空港から車で2時間奄美大島を横断して さらにフェリーで20分海を渡る。点在する小さな集落と集落の間はハブがいるからか手付かずの自然が残された野性味あふれる山で、美しい海に囲まれた静かな静かな島。けどみは、島の中では家が密集してる方だけど、それでもやっぱりすごく静か。道案内のプレートのすぐ先に宿はあります。
今回は、歌が生まれたけどみ宿で「うたをありがとうコンサート」。
コロナ禍でコンサートが激減して、音楽活動を持続していくには、ほんとうにやりたいことを、ピュアな想いでやり続けることが大事だと痛感している。文化芸術ってなんだろう?生きることの原点に帰れば、そこには 溢れてくる想いがあって、それは音楽になって全てのいのちと響きあうつながる力になる。
この取り組みを含めて幾つかのコンサート企画を、立ち上げたばかりの任意団体、愛の花Musicで文化庁の文化芸術活動の支援事業に申請した。採択されたら経費が出て、採択されなければ、自費(出費)になるいう賭けだった。だからこそ、ほんとにやりたいか?の問いかけが必要だった。