愛の花

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父の一周忌

10月22日、父の一周忌でした。

例年は九州方面にコンサートツアーをしている時期ですが、今年はコロナの影響で、コンサートツアーは断念して、21日から5泊、実家で過ごすことを決めていました。

この1年、両親が40年暮らした家を片付けるために、ほぼ毎月、静岡に通っていました。家の中に満杯に詰まっていた両親が残した物たちと対面しては、ほぼ90%は捨ててゆく。生まれること、生きること、死ぬことがリアルに感じられる時間でした。片付けることは その全てを慈しみ 感謝することになりました。

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今回は、同居している志織ちゃんもお手伝いに来てくれたので、猫3匹連れ。
出発する時、猫ドアからキイナが外出していて、相当 焦りましたが無事、3匹を捕まえて、静岡へ。車の中は、猫たちの不安と不満と嘆きで大騒ぎ。約2時間で静まってくれた。帰りは1時間で鎮まりました。猫たちも 学習しています。
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ところで、静岡に家を片付けに通った1年、父の知り合いの方々に、お知らせしてお茶くらいご一緒しようと思いつつ、長野から静岡に来て片付けて帰るだけで精一杯でした。父のおともだちには、ご無沙汰してしまいました。

それで、今回は、亡くなる前に交流があった5名の方に、1週間前くらいに、静岡で父を偲ぶ時間を非公式に過ごすつもりであることをお知らせしたら、5名みんなが来てくださることになったのです。
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21日、わたしたちが 長野から猫連れで移動し、実家に着いて窓をあけ、掃除機をかけていた時、父の同僚の久保さんが、翌日の偲ぶ会の段取りを打ち合わせに来てくださいました。
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久保さん曰く、20名くらい来る可能性があるから、1階の3部屋の仕切りを全部取り払って 広間として使えた方がいいとのこと。そして、始まりは、わたしがお寺修行をしているので、お寺式で念仏を称え、その間にみなさんがお焼香をして、
そのあとは、献杯して 食べたり飲んだりしながら、父の思い出を一人一人思い残しなく語ろうということになりました。
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88歳の父は、とても元気だったので、突然この世を去ったことを、久保さんをはじめとしてみなさんが、悲しみ、惜しんでくださって、亡くなってすぐに、偲ぶ会をやるつもりだったのが、コロナの影響で開催されず、わたしが、一人でもやるつもりでいた、父を偲ぶ時間に、みなさんが想いを持って集ってこられて、貴重な、光あふれる時間となりました。
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父の同僚の皆さんは、生きた瞳をした少数派で、思ったことを譲らず、隠さず、そのまま口に出す毒舌家でもありました。
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一人一人のお話に、父の生きた世界を彷彿とさせるありのまま感覚が、光そのものでした。

父は、「愛し、嫌う」人で、父は、「愛され、嫌われる」人で、

そう、人は、いいところも、納得できないところも 両方持っていて、人。

前夜、志織ちゃんとせっせと用意した16合炊いたチラシ寿司が皆さんの胃袋と、お土産(自分でお弁当につめて持って帰っていただいた)になり、突然思い立った集いが、父を愛する人々の力になる時間に みんなの想いで、あっという間に形作られて 心から嬉しかった。

また、3部屋の仕切りを外して 広間を準備した前夜、40年前に母が言った言葉が蘇りました。

「この家の一階は、ゆりちゃんがコンサートできるように、仕切りを外したら 一つの広間になるように設計されているのよ。」
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父と母からいただいたものを、みんなと分かち合って行くために、この家を生かしてゆけたらいいな〜と感じています。
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どうしたものか?と思い続けていたのは、父が宝物のように集め続けていた膨大な蔵書たち。

一周忌の翌日、父が亡くなるまでの5年間、父と親しくしていた若い友達リュウくんとゆっくり話をしました。

その時、「読書ギャザリングをしよう」と急に閃きました。

みんながそれぞれに父の蔵書から、一冊を選び、次の集いの時に、その本をみんなに紹介するのです。一品持ち寄りでご飯も一緒に食べて、ゆるりと語り合って過ごします。わたしは、始まりと終わりに歌を歌います。 

父の蔵書は長年、人間観察し、地球の平和を願っていた 父がせっせっと集めた本たちで、種類も量も多いのです。
自分を見つめる読書と 集う、語り合う、食べる、音楽を浴びる時間。
父が亡くなった直後降りてきた「光の静謐」という言葉を、この場所の名前として、光の静謐 読書ギャザリングを
12月か来年1月から 2ヶ月に1回くらいのペースで始めたいと思います。
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父の一周忌 とても 素晴らしい時間となりました。
突然の思いつきで、父の友人 数名にしか お声かけしなかったのですが、
また、読書会のお知らせは事前にしますので、 遊びに来てくださいね。

読書会の日は、泊まれるようにしておきたいと思っています。

by ainohanaMusic | 2020-10-28 17:23 | Comments(0)