愛の花

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父の49日、実家の片づけ、家の相続

12月9日、よく晴れて、家族と僧侶と音楽家が集まって 気持ちのいい見送りができました。
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父が体から離れた3日後から、長崎で4回コンサートがあって、歌を通してあの世とこの世との橋渡しがなされていた。父は死後の世界を信じていなかったけれど、魂で真実が伝わる体験があり、荼毘にふすときも、うたで送り、偲ぶ会でもうたい、納骨法要のあと、49日も、音楽葬の時間を持ちました。
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ここは、僧侶の楽愚さんの手作りの祈りの塔
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10年前に母が旅立ち、3年前に八星が旅立ち、10月に父が旅立って その三人が、すべてを包む大きな光となったのを感じました。
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オーストラリアのアボリジニーの楽器 デジュリドゥーは、最古の楽器ということで魂を送る「音の乗り物」となるそうです。
ゼロさんのデジュのソロは、会の最後に。
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音楽葬の開幕は、のりこサイレントルーツさんの、朝、降りてきたというアイヌ語のうた。
父がひかり、ひかりと旅立った後、何度も言っていた。光に見えないかもしれないけれど、それは光だからって。
光の中で待っている、また逢いましょうと。

今度逢うときは、いったいどんな形で逢えるのだろうか?
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今年、父とたくさん写真を撮った。どれもとてもいい顔だった。お誕生日のように紙でお花を作って、飾って、
そこに、七夕の短冊のように、みんなで言葉を書いて吊るした。
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コンサートの歌とうたのあいだに、家族が父への言葉を語った。一人一人が父とどんな時間を過ごしたのは、知ると
世界が広がる。ああ、そうだったんだね。父は、相手に合わせる人ではなかったから、冷たいと感じた時期も長かったけれど、父は父なりの愛をずっと育んでいた。
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貴重なつながる時間
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そして
12月16日~19日まで、実家の片づけ。11月の末にも3泊で片付けに行った。「想いで博物館」みたいな実家から、「もう使わないモノ」を捨てている途上。わたしと妹の小学生時代の服やカバンまで取ってあった。

使わないモノばかりの中に光っていた、父の山道具と、母の水彩画と出会った。
父は、わたしに「山に登りなさい。」って言ってる気がするし
母の絵は、素晴らしかった。母の明るさと思い切りの良さ、暖かい愛がそこに存在していた。
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わたしたち双子が2歳半の時に病気で倒れた母は、1年半入院。退院後は、養生第一の生活になった。
子どもたちが自立した後、水彩画、藍染め、裁縫を始めていた。母の水彩画は、押し入れの中にものすごい量あったの。
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素晴らしい集中力と、情熱、そして世界への愛があふれていた。
長野に持ち帰って、いま、額に入れている。この絵たちは、みんなに伝わるエナジーを持っている。
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おかあさんとおとうさん、今だから届くその心
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形式ばったことが嫌いな父の見送りは、身内だけで手作りでやりましたが、いま 
いろんなつながりが父をきっかけにつながってきています。

まだ片付け中ですが、父の本の貸し出しも始めました。両親の良き願いを引き継いでつなげて行けたらいいなぁと思っています。
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最後に、これは 母がカリフォルニアに来てくれたときにスケッチしたものです。

by ainohanaMusic | 2019-12-21 00:19 | 心の旅日記 | Comments(0)