宮崎は北郷駅で、友人の車にピックアップされる前に、知った顔にバッタリ出会った。
彼女には、2年前の夏、富士山で出会い、今年の5月、宮崎でライブを聞いていただき、すっかり歌を、気に入っていただいた。
『後でコンサートいくわね~。Kさんも、とっても楽しみにしてるのよ~。槍がふっても行くって言って、他の人も脅すくらいの勢いで誘ってたわよ~』
あ~あ。「実は歌えないんです。」と心でつぶやき、声はでないから笑顔だけを向けて、友人の車に乗り込んだ。ベストを尽くすしかない。どのくらい期待に応えられるだろうか?
車を運転するお花の妖精みたいな友人Nが、今回の宮崎のコンサートの主催者。ガラス工房「然」でのタイの草木染衣類作家「うさぶろう」さんの展示販売の中日でのコンサート&シェアリングを企画してくれた。
「あのね、実は声が出なくなっちゃってね。歌わずに、バイオリンとお話でコンサートしようかと思ってるの。」と、かすれ声で伝えた。
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Nには、やっぱり心配かけちゃったな。 戸惑い、心を静めているようだった。
わたし自身ですら、どのようにコンサートを進めてゆくのか実は 本番まで 分かっていなかった。ただ、はっきりと分かっていたのは、「歌の原点に帰る」ということ。
つまり、心と心の出会い~それが歌だから、それを、歌ではなく、バイオリンとお話でやってみるということ。
実際、5月のコンサートを聞いて感動して、友人を誘って来られた年配の方々は、ほんとに残念がっていた。「歌さえ歌えれば~。」と思うわたしの思いと、「あの歌声を聞きたかった。」という聴き手の思いが必然のように出会った午後だった。
けれど、静かな気持ちの2時間弱。
インスピレーションのままに語り、バイオリンを弾き、わたしに代わって、誠さんに「こどもたちの心」と「観音さま」を歌ってもらった。
この2曲で、涙が出たという方もいました。
この日は、シェアリングがとても良かったのです。
ある方は、20年続けて市会議員をしていて、21年目落選し、裏切られた気持ちで一杯で数日引きこもったけれど、「生かされていた」ということに目が開かれて、生かされてるのなら、感謝で働こう~とその後、地球環境保全に取り組み始めたお話をしてくださいました。
夫々が、それぞれの人生のお話をしてくださったんですね~。
わたしはね、ハートの石が一巡りしてわたしの手に戻ってきたら、涙があふれてしまいました。
「今日は、歌えないわたしでした。それでも、わたしでした。」と。
そしたらね、みんな~。シーンと静かな、暖かな心が表に現れたようだった。
さらに、深いみなさんのとの輪を感じましたよ。
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そして、翌日21日は鹿児島への移動日。鹿児島で、次回コンサート主催を希望されるTさんと待ち合わせしていました。
ところがね、朝、Nさんのお庭でお茶をいただいていたら、
『とってもいい先生がいるんだけど~。』
それで、予定を変更して成原先生のお宅へ「陰陽零法」を受けに行きました。
これが、素晴らしい療法でした。体中のツボに熱をあてていくのです。健康でない場所はまるで焼きごてを当てられてるかのように熱いのです。そこを、冷やし、熱をあて~を数回繰り返すと、熱さがちょうどいい温度に感じられるようになります。これで、麻痺を解いて、自然治癒力の働く状態に調整してゆくんですね。
わたしは、声が出ないのは気管支が悪いのだろう~こんな時に肝心の気管支が、どうして悪くなっちゃうんだろう?と思っていたのですが~。
一番熱く感じたのは、胆のう、すい臓、肝臓、腎臓、目、神経系でした。
つまり、内臓、神経に疲労が蓄積された結果、声が出なくなっているという事実に気づいたんですね。
「声」は、わたしにとっては「命」ですから、これが支障をきたして初めて 体のことを本気で省みるという自分になったんですね。
そう気がついたら、感じ方が変化しました。
シンプルな療法もすっかり気に入りました。この療法は、大阪で年に1週間を4回の講座を受講することで取得できると聞いて、すっかり その気になってしまいました。
これから、子どもたちも病気になることもあるかもしれないし、自分も周囲も健康になって行きたいな~と、2月から講座を受講するつもりです。
出会いは、必然なんですね。病との出会いもありがたい。
夕方、予定を大幅に遅れて、アロマサロンを開いている鹿児島のTさんのお宅を訪ねました。
お茶する予定が、アロママッサージをしていただくことになり、すっかり癒しの一日となりました。
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そして、22日は鹿児島は光雲寺でのコンサート。
朝、声を出してみたら「まだ歌えない」ことが分かり、がっかりしましたが、気持ちを切り替えました。
バイオリン&ギターのアンサンブル、誠さんのオリジナルの歌、わたしの歌数曲を誠さんに歌ってもらい、わたしはバイオリンでバックアップ~という、今できる中でのベストなライブを構成して、本気で練習に入りました。
そして、コンサートは、なんだか晴れやかな感じでよかった!
歌を歌わずバイオリンに専念すると、バイオリンがぐーんと歌いだす。不思議。
歌の影に隠れてしまっていたバイオリンの魅力が、前面に出た夜でした。そして、誠さんの歌を全面的にバイオリンでバックアップ。こんな夜も、また楽し。
焼酎を飲み交わし、「また、是非来てください。」と、何度も手を握ってくださった男性主催者たちは、同世代。
そして、23日は熊本で昼、夜、酵素玄米と菜食付のコンサート。
「癒しと健康のセバスチャン」は、がん患者のサポートをしているスペースですが、愛のあるとても素敵なスタッフとセバスチャン先生が、魅力的です。
この日、ようやくかすれ声で歌が歌えるようになりました。
「陰陽零法」のおかげかな、短期間で確実に回復してゆく自分の体。昼の部と夜の部の間は、ひたすら横になっていると、スタッフのSさんが、ヒーリングをしてくださいました。
そして、24日が、長崎。
昼、夜2回講演。夜の部の最後の歌で咳き込み、アンコール曲は、かすれ声。
でも、かろうじて、やりきった!
声が出なかった間は、写真をとっていなかったようです。
それどころじゃなかったんだなあ~。ほんの少しのことで変化する自分の体調を、焼酎を酌み交わしていても、じっと観察していたわたしでした。
この後、長崎でお肌のお手入れ~に出会います。コンサートの主催者Yさんが、わたしの肌を朝夕、細めにお手入れするの。そうすると、やっぱり変化があらわれる。
心ばかりではなく、体をいたわって~とヒーリング三昧の九州ツアーでした。仕上げは雲仙の温泉。そして、また、ここへは次回、来ることになってるような~予感。
書き出したら、長くなりましたね。
最後まで読んでくださって ありがとう。