愛の花

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14年目のコンサート in 花巻

7月20日、釜石の由美ちゃんの実家を出発して 花巻は東和町へ。


東和町へはもう14年も通ってきている。


その始まりは1992年。名古屋の元気祭りでの恵さんとの出会い。わたしと元パートナーが野外ステージで歌ったとき、ステージの近くまで「良かったよ~頑張ってください」と、声をかけに来てくれた女性(恵さん)と、渡米した数年後、サクラメントで偶然、再会した。当時、恵さんたちは シュタイナーカレッジの学生で、恵さんたちのアレンジで シュタイナーカレッジでも うたった。

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恵さんの家族は、わたしたちの家族の暮らすエルクバレー(標高1000mの山の中)にも遊びに来てくれて、気に入って しばらく暮らしたこともあった。

そして、彼らが日本に帰国した 翌年 2000年 わたしは8年ぶりに日本へ帰国し、恵さんたちにも会いに行った。


その時から、恵さんは 花巻のいろんな場所でコンサートをアレンジしてくれた。おかげで たくさんの素敵な場所を知り、たくさんの方々と出会った。

そして、10年前から 千田さんが必ずコンサートへ来てくれるようになり、スタッフとして関わってくれて 仲間も増えてきた。 

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コンサート14年目の今年、「主催」とは、「つなぐ人」だと わかった。

場所とスタッフ、参加者をつなぐ。主催14年目の 恵さんは 繋ぐ人。


今年、花巻でのコンサートは 場所も 主催者も 内容も 事情により2転3転した。

その流れを見守り、調整し、さらに根気よく繋いでいったのは、恵さんだった。


ここ数年、小さなパニックが起きると わたしに電話をしてきて、アドバイスを求めていたTさんが、ずいぶん軽やかになり きれいになって登場した。

「わたし、20回くらい 誘われたの。」・・という。すごい・・・スタッフのみんなが Tちゃんを気にかけてくれて、迷ってることを知って、会うたびに 誘ってくれてたんだ。


初めてスタッフに来てくれた若手のFさんが言った。

「今、いろいろと忙しくて、来るつもりはなかったのに、いつもは会わないのに、偶然 3回も恵さんに会ったから、来ました。ほんとに、来てよかった。」


・・ってことは、恵さんは 会うたびに Fさんが来ればいいとおもい、いろんな形で誘ってたってことだね。恵さんが誘った二人の若者は とても動きが良くて 設営も撤収も助けられた。そして、シェアの時に 二人が今は基本は「旅人」で 現実的には、岐路にいることを知った。遊里庵に来ればいいな~と、思ったのだが、恵さんも そう感じたようだった。


旅をする若い人たちの経験の場 通過点としても 遊里庵はいいな。

祈りと瞑想、シェア、畑や薪集めなどの自然に触れる仕事と、イベントやクラフトなど 人や物と触れる仕事がある。

そして、わたしは 彼らの助けを得たら、わたしにしかできない仕事が もっと取り組めるようになるだろう。

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今回の会場は、ワンデイシェフの台所・・いろんな方が 一日シェフでお料理を出せるレストラン。恵さんと 日頃から親交があり、この日 スタッフの事前打ち合わせやミニシェア、昼ごはんなど、コンサートの前の午前中に 気兼ねなくやれて スタッフの意識がひとつにつながり おだやかになったから いいコンサートになったのだと感じた。


シェアの中で、毎年来て手伝ってくださる方が、 同じ時期に花巻で迎える わたしのコンサートを「梅仕事」のようだと話してくれた。「同じことのようで、毎年違う 味と出来上がり・・その仕事を通じて 自分自身の「今年」を知ることができる・・今年の彼女は、初めて子どもを家においてコンサートに参加したことを味わっていた。ほんと!毎年まいとし、同じ風景の中に、人の心の深まりと深化を感じさせていただいている。。


恵さん、スタッフのみんな、そして来れなかった親しいみんなも ありがとう。毎年、静かに自分の心を感じる日常を超えた時空間をみなさんと過ごし 、タネが落ちて あたらしい芽が出るように、それぞれが主人公のいのちの可能性がひらきつながってゆく。


ミッキーのおうち、盛岡、秀明会、やえはた農園カフェ、いろいろと つながりそう・ 次のタイミングは いずこへ。恵さん 今年は仕切り直し、そした また新たなポジションで、光の輪を繋いでください。ありがとうございます。

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by ainohanaMusic | 2014-07-24 00:25 | 心の旅日記 | Comments(0)