愛の花

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福島市 アートさおりでミニコンサート

7月14日 福島市の おゆうさんの実家に泊めてもらう。

福島は 夏は暑く、冬は寒いのだという。夏の暑さで、桃やトウモロコシや豆、野菜も果物も 味がふくよかでとてもおいしかった。

わたしは、震災以降、福島の野菜や果物は食べていないが、福島に滞在した2泊3日は、出していただいたものを ありがたくいただいた。

一人暮らしのおかあさんの様子を気遣い、近所のおじさん、おばさんから 野菜は届く。震災の直後は、野菜を届けてくれる近所の方々も、放射能汚染への危惧から野菜を持ってくるのを一時は、ためらったという。

 福島産ということが 誇りだった農家が、大変な状況を与えられてほんとに悔しいだろう。安全・安心な食べ物を提供できるように頑張っていた自然農の仲間たちの多くは 住み慣れた土地を離れて遠くへ移住した人が多いそうだ。


さて、福島市内に入って空間線量は0.2くらいが平均。意外と数値は低かったが、夕方から夜になって0.4を超えていた。

15日も やっぱり0.4代なのでおゆうさんに報告すると、「福島は しばらく0.2を切っていたけれど、がれきの焼却が4か所で始まっているの。その影響かもしれないわね。」


今回のツアーには 線量計で数値を調べながら 動いている。山形・・福島から50キロ地点で0.08くらい、近いのに、数値が低くて意外だった。

おゆうさん曰く「山があるからよ。地形と 震災直後の風の流れで 近くても汚染されてないところもあるし、遠くてもホットスポットになってるところもあるのよ。」 全国で、がれきの受け入れや焼却の動きがあるが、焼却によって空気の線量はかなりあがるとのこと。福島原発事故は、収拾していない。汚水は流れる一方、除染した土は 捨て場所もなく各地に置いてあるだけ。マスコミはコントロールされ重要なことを報道しないばかりか意図的に間違った情報を流しているように感じる。今の政治動きは国民を守ることではなく、いかに自分たちが利益を得るかしか考えていないように感じる。


おゆうさんの実家の除染は3年たって やっと 順番が回ってくるそうだ。そんなことも、わたしたちは 全然しらない・・・わたしたち 一人一人が 内なる平和と高次な自分の在り方を体現してゆくことで、競争社会の末法の世の中から脱して、バラバラな状態から ありのままを尊びつながる「いのち」に回帰するときが来ているような気がする。


さて、15日は おゆうさんが橋渡しをしてくれて 市内の「アートさおり」で ミニコンサート。

障害を持った子どもたちや体の弱い人も、楽しく ありのままの自分の感性で仕事ができるようにとの願いを「さおり織」を通して実現している。

福島市 アートさおりでミニコンサート_d0024504_21073004.jpg
そして、理事長の飯塚さんのオリジナルソングを、アートさおりのみんなが、体中でうたってくれました。平和を願う 理事長さんが、若い頃作った歌を、

震災以降 また みんなで歌うようになったとのこと。毎日30分 うたってから仕事に入るとのこと・・素晴らしいです。


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by ainohanaMusic | 2014-07-18 19:58 | 心の旅日記 | Comments(0)