愛の花

ainohanam.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

誰もしらない物語♪ バリ島から帰りました! そのいち

4月6日から20日まで2週間のバリ島への旅。

次男の八星の 子ども時代卒業旅行。

誰もしらない物語♪ バリ島から帰りました! そのいち_d0024504_20594338.jpg
(4月6日の深夜便に乗る前に、旅行中 音楽ができるようにミニギターを買いました。良かったね八星)
誰もしらない物語♪ バリ島から帰りました! そのいち_d0024504_20551078.jpg
(飛行機は格安のエアアジア 羽田から深夜に飛び まずは マレーシアへ。早朝のマレーシア。ここで5時間の 待ち時間、待ちくたびれるかと思いきや・・結構楽しかった。バリはルピーだけど、マレーシアは マレーシアのお金が必要。空港であれこれ見て、20ドルをマレーシアのお金に換金して朝ごはんを食べた。パンと珈琲。珈琲は、ブラックコーヒーかホワイト珈琲か聞かれた。もちろんブラック。)


最初の宿はウブドのクナンクナンゲストハウス。3階の見晴らしのいい部屋で落ち着いて間もなく、八星は、なんと!パスポートがないと言い出した。どうやら、空港タクシーに財布を入れたポシェットごと置いて降りてしまったらしい。愕然!

ちょうどそのとき、現地の携帯をネットで調べた会社から受け取ったばかりの、2だいの携帯の1台の呼び出し音が鳴らないことに気が付いて、がっかりして、携帯を扱っているバリ人のワルンさんを呼び出したところだった。

 バイクで駆けつけてくれて、使えない携帯をお渡しして申し訳なかった・・という空気感で、携帯をいじっているワルンさん・・でも、わたしは今は・・携帯どころじゃなくなっていた。

 日本ではいつも本心を目の前の人にシェアしてるので、バリでも、瞬時に言い出していた。

誰もしらない物語♪ バリ島から帰りました! そのいち_d0024504_20583751.jpg
            (最初の宿の クナンクナンゲストハウス わたしたちのお部屋はここの3階)


「あの・・実は・・重大なことが起きたんですけど・・息子がタクシーにパスポートの入ったカバンを忘れてしまったみたいで。」


いい人に出会った・・とすぐに分かった!

ワルンさん、聞いた途端、暗い顔になり下を向いて一瞬 思いにふけり、気を取り直して、まず、携帯を直して渡してくださった後で 真剣にパスポート奪還のお手伝いをしてくださった。

「今から 空港に行きましょう!はい、わたしのバイクに あなた乗って!と、八星を促す。

車で1時間半の道のりを やっと着いたばかりで八星も疲れ切ってるし やみくもに 八星とワルンさんで空港に向かっても かえって心配だ・・思い、

「いえいえ、まずは、空港タクシーへ電話してもらえますか?」と、お願いした。

もちろん ワルンさんはインドネシア語なので、いろいろがスムーズに進み 何度も電話のやりとりをして状況を読み取ってくれて 方針が見えてきたようで、

「わたしが、なんとかします。」と言い残して 帰ってゆき、夜11時くらいに携帯に電話をくださり

「見つかりました。明日の朝8時に宿に届けます。」と

一件落着。


翌朝、ウブドから 空港のクタまで 車で1時間半の道のりを バイクで行ってくださったお礼の気持ちをお支払いしたとき、それでは足りないと わたしは ギターを弾いて日本の歌 浜辺の歌を うたった。感謝の気持ちはお金じゃ足りない気がした。


そのとき、宿の 若い男の子たちが 聴いていた。 次の日 3階のわたしたちの部屋の掃除に来た 男の子が話しかけてきた。

「あなたのギターいい音だね。いくらなの?」彼は、自分のギターを持たず、ゲストハウスのオーナーにギターを借りて 仕事のあと練習中だという。わたしの声がとてもいい・・と彼は言う。だけど、指をもっと押さえなきゃあという。

 それなのに、わたしに アルペジオの弾き方を教えてほしいと言う。

誰もしらない物語♪ バリ島から帰りました! そのいち_d0024504_20542140.jpg

なんとなく、宿の若者たちと親しくなり、翌日 宿から 歩いては遠い場所で上演されるスピリットオブバリという 舞踏の会場まで歩いたら どのくらい時間がかかるか、相談することになった。結局 男の子たちが バイク2台で送り迎えをしてくれることになり、その料金は 送り迎えバイク2台で700円と交渉がまとまった。

誰もしらない物語♪ バリ島から帰りました! そのいち_d0024504_20555505.jpg
ウブドには10日間滞在した。

その間、8日は 夜、踊りや音楽を観に行った。

昼間は 鳥のようにうたい 次第に 自分の声が自分自身を癒し 周囲の空気を柔らかくすることに気がついた。


バリは 観光地だし、人も多く押し売りもいるし ごちゃごちゃしているのに、鳥も犬も、人たちも たくましくありのままで調和している。それは、暮らしの中に祈りが浸透しているからだと 次第に気がついた。

その空気感は わたしに 歌うことを自然にさせていた。

誰もしらない物語♪ バリ島から帰りました! そのいち_d0024504_20544797.jpg


by ainohanaMusic | 2014-04-22 21:17 | 心の旅日記 | Comments(0)