2月24日、さつま市のちくりん温泉の下市さんに 「高速でも下道でも時間は変わらないから、下道がいいよ。」 と見送られて、下道でスムーズに鹿児島南港、高速船乗り場へ。アドバイスがありがたい。港の駐車場へ車を置いて、大きなスーツケースとギターとバイオリンと手提げかばんを抱えてトッピーに乗る。車を乗せて屋久島へ渡れば、交通費が高くなるので屋久島のえりちゃんと相談した結果、音響は現地調達、3泊4日 わたしの滞在中の移動はえりちゃんが一緒に動いてくれることになった。・・しかし・・スーツケースに必要なものを詰め込むと、それだけでも重~い・・加えて、ギターとバイオリンと大きな手提げかばん・・・手で持てる範囲の荷物って限られてるんだなあ~
えりちゃんの車に迎えられ重い荷物から解放されて 港から温泉へ。久しぶりの屋久島は 水が豊かでしっとり~木々は青々~いのちが躍動している。魚屋さんで新鮮なトビウオの刺身を買う。スピカに食べさせてあげたいな~えりちゃんの家は永田にあり、この夜は えりちゃんのパートナーのかずくん、友人のたかえちゃんと夕食を囲んで、また猫も5匹、たかえちゃんの子どもも二人、大きな家族の団欒のような島の一夜を過ごした。
翌朝、えりちゃんが朝ごはんを作ってくれてる間に 散歩した。何気に流れてる水がきれい。つばきの花もいっぱいで大きな木は画面に入りきらない。
えりちゃんのいえの瓦も 苔むしていて 風流だったな~
そして、25日は モスオーシャンへ。
海の見渡せる場所にある穏やかな気持ちになれるおすすめのお宿です。
わたしたちが着く前に 音響ボランティアの「かたやん」が到着していて、設営をすませていた。高価な音響機材を惜しげもなく自分で設営し、わたしの声やギター、iポットそれぞれに調整してくれて、「たまにやらないと忘れるから 勉強させていただいてありがとうございます。」と言うんだよね・・そんな人見たことない・・・ありがたくて ありがたくて・・そして、この日に お礼に差し上げたCDについて、翌日のライブの設営の時には、感想を言ってくれるんだよね。誠実だし音楽が好きなんだなあ~。「次回は やっぱり、モニター用意しますね。」音楽が大好きで、良くしてゆこうとする姿勢とボランティア精神・・屋久島のライブは音響は かたやんがいれば 安心。えりちゃん、つないでくれてありがとう!
そして、設営後は モスオーシャンのスタッフの手打ちうどん。おいしかった。みんなの愛情がすごい・
この日は 女性のためのお話会・・男性も歓迎。
とても うれしかったのは 5年間 鬱で家にこもっていた 友人が、10日前から元気になって、参加してくれたこと。彼が元気になったと聞いて、ほとんど出歩かなくなったという年配の友人も参加してくれた。もし、お二人が参加しなかったら、出産や子育てのことがテーマになったかもしれないが、来てくれたいろんな年代、男性女性みんなにシンクロするように、テーマを定めず 湧き出るまま自分自身とみんなを感じてうたい 語った。3時間のうちの半分を みんなの話す時間にした。とても貴重なきめ細やかな時間だった。親しい間柄でも、なかなか想いを伝え合うことができずにいるが、この日は 日頃伝えることのできない 感謝の想いを伝え合うシーンがあったり、不安や焦りに苦しんでいる本心を語る方もあり、長く生きてきた落ち着きで、苦しんでる友に愛のある話をする方もいて、細やかにお互いを等身大で知ること、受けとめあうことで 人はもっとイキイキしてゆけることを 改めて感じた。
わかちあい(シェアリング)の輪の中に みんなの手作り おやつの差し入れ。
屋久島で暮らすみんなは、限られたお金で手作りの暮らしを工夫していて、わたしも カリフォルニアで暮らしていたころの感覚を思い出した。えりちゃんちでは、近所のおばさんからいただいたブロッコリがずっと、メインディッシュだった。途中で、和くんの育てたジャガイモが登場して、なんだか そのひとつひとつの野菜の味が大切にされていて、とてもいい。帰るときには カズくんの育てた玄米のおにぎりを持たせてもらったけれど、食べ物が愛そのものだと感じた。懐かしい時間が流れ込んできた。