7月4日に、静岡から長野へ戻った。
そして、5日には、再び目覚まし時計で起きる。わたし夜型なので、朝早く出動の時は、目覚まし必須。
火山いきいき交流センターでの地域のお年寄りためのコンサートで、2年目のボランティア。
コンサートは10時半からで、8時には会場入りした。車で2~3分、家で入れた珈琲片手に会場へ。
音響を設営して、声をかけてくれた今井さんと流れを相談する。45分くらいと聞いていたけれど、休憩をはさんで1時間+30分やってくださいと言われたので、どんな曲がいいかな?とお聞きした。
わたしの暮す村は、村で生まれ育って、外の世界に出ることなく年を重ねた方が多くて、宴会に行くと、廃校になった「東伊那中学校」の校歌を男性陣が肩を組んで歌ったり、草笛名人もいたりする。
「懐メロはやれないかね?」と聞かれて、懐メロの歌詞カードを見せてもらったが、知らないんだな~。「懐メロは、来年、準備しておきますね。」と今度のお楽しみにして、オリジナルに唱歌、ジブリソングを混ぜた選曲にした。
窓の外は、緑と花々がきれい。光も明るくきもちのいいコンサート会場。
村でのコンサートも2年目になり、より自然体になって、カリフォルニアでの暮らしと、東伊那での暮らしの良さを語っていた。自然に生かされて、土を耕し生きるって豊かなことだ。
わたしのなによりの財産は、お金はなかったけど、電気も水道もないカリフォルニアの山で、暮らしを創意工夫&手作りし、山の麓の町で、赤ちゃんを背負ってストリートライブで生きて、生きる力がついたこと。そして、産婆さんも頼まず、最初の子どもから、夫婦で産み育てた経験から、専門家(人)に任せる前に、自分の直観で良く感じ、吟味して最善と思われる方法を、信じてやり抜くようになったこと。
時々、見かける近隣のおばさんたちが、真剣に聞いてくれていた。自分の暮す場所で、本音で話せるってありがたいことだね。
コンサートが終わって、一輪車を押して畑に向かうと、隣のおじさんが、「今日は良かったよ。ありがとうございました。」と礼儀正しくお辞儀してくださった。
午後はずっと畑にいた。草を刈り、虫をとり、野菜を収穫していたら、友だちが来て ひとしきりおしゃべりして、お土産に野菜を収穫して持って行ってくれた。
わたしは、彼女の焼いたシフォンケーキをいただいて、物々交換みたいで~豊かだな~楽しいなぁ
今、わたしの畑は、志織ちゃんと二人じゃ食べきれないほどの野菜が実っているの。
野菜を美味しく食べたいから、毎日が豪華になっているの。
今日は、梅酒の大びんに大根とカブをハーブと一緒に酢漬けにしました。
歩ける範囲の世界で、楽しんでいます。
畑にいるときは猫たちがずっと一緒なの。かわいいし、うれしいね。