愛の花

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風の中 光りの中♪

25日から29日まで、茨城は日立市、水戸市、神奈川は藤野、3ヶ所のコンサートツアーに出ていた。
 昨日は朝から洗濯、畑の草取り、久々にヘンプアクセサリーを編み、6月3日からのコンサートで配るチラシのプリントアウトやら、販売用CDの補充などして、夕方、学校から帰ってくる子ども達を心待ちにしていた。d0024504_1446244.jpg
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時々電話が鳴り、7月の九州のコンサートの企画も各地域で、明確になってきているのが嬉しい。音響のことやら、コンサートのチラシのことなど、気がつくたびに、こちらから折り返し連絡を入れる。 
 いつもは、誠さんが焚いている薪のお風呂。今日は、わたしがこどもたちの帰ってくる時間に間に合うように、早めに用意した。

「早く帰ってこないかな~。会うのが楽しみだな~。」と、つい言葉に出てしまう。わたしが、コンサートで出かけている間、子ども達は父親(元パートナー)の家。父親の車に乗って、こどもたちが帰ってきた!
アマチは、白い布で腕をつるし骨折したふり。わたしを驚かせ、笑っていた。
八星は、「お土産ー。」と、宿泊学習で集めた貝殻を、わたしにプレゼント。「みんな穴があいた貝だから、ネックレスにできるよ。」と、ひとつひとつ見せてくれた。
「ポストを開けたら、八星から届いていた葉書、嬉しかったよ~。」と、わたし。
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今回、ツアーの合間に、木の苗を買った。チェリーの木2本、梅の木1本。

今回のコンサートツアーに出る前日の夕方は、お天気雨と雷、そして虹がでた。そんなお天気の下で、隣人たちは田植え、わたしはせっせとトマトの苗を植えていた。その風景を心に連れて、コンサート。

「今は借家に暮らしていますが、いつか永住する土地を見つけ、山々に広葉樹を植えたり、家を建てたりしたい。」そんなことを、最近のライブの中で語ったなあ。車を運転しながら
ふと、気がついた。あれ?何故、借家だったら、木を植えられないんだろう?今、暮らしている家にも果樹があったらいいな~。いつか引っ越すことになっても、次に暮らす人も大家さんも喜ぶ、今できることを充分楽しもう、そうだ、そうだ、そうしよう!

それで、買ってきた木の苗を、今日、家の裏側に植えました。木が育ったら、隣の家との間の視界をさえぎる緑にもなりそう。いい感じです。
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さて、コンサートツアーの報告。

26日はひたちおやこ劇場の主宰、日立市民会館でコンサート。
25日の夜、日立市に到着して、主催のみなさんと夕食を一緒にし、ホテルで休みました。

1年前、旧里美村の古民家でのコンサートに来てくださった親子劇場の方々が、「いつか、親子劇場でもコンサートできたらいいね。」という思いを持たれ、1年越しで実現したコンサート。沼田さんご苦労様でした。心使いが行き届いて、とっても気持ちよく歌えましたよ。d0024504_15461657.jpgd0024504_15463225.jpg












コンサートの後は、スタッフの心のこもった持ち寄りの食事をいただいて、シェアリング。
この日は、3月にコンサートをした「ひろびろ農園」に泊めていただきました。リトリートで家族のようになったYちゃんの声かけで、夜、みんなでシェアリングもしました。Wちゃん、Tさん家族も焼酎持参で泊りがけで来てくれて、ほんとに嬉しかった。ありがとう!

27日は、水戸市は、喫茶gurunpaで、コンサート。3月、ひろびろ農園のコンサートを聞きに来てくださったお客さんが紹介してくださったお店で、午後と夜の部2回のコンサートでした。
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茨城というエリアは、不思議です。新しいご縁がどんどん広がりながら、昔からのご縁も深まってゆきます。主催者がリレーのように、次々と変わりご縁が広がってゆくけれど、昔からのご縁の方たちの顔ぶれも必ず集います。
 
りえちゃん、志摩さん、扇さん、志保さん、千恵ちゃん、わこちゃん、智久さん、清ちゃん、ゆかちゃん、鈴木さん、栗橋さん来てくれてありがとう。千恵ちゃんはおばあちゃん、おかあさんと一緒に来て、ゆかちゃんはご両親と来てくださって、それが、とても嬉しかった。身近なところ、家族の心が通い、深まってゆくといいな。これからも、もっと、もっと深く、長く、気長にご縁を育ててゆけますように。

gurunpaの夜の部を終え、音響機材などを車に積み込んだら、もう夜の11時。28日のコンサート地、藤野に向けて1時間ほど車を走らせ、夜12時頃、着いたパーキングでコンビニのお弁当を食べました。「なんだか、正真正銘のミュージシャンって感じだねえ。今日も、よく働いたね。」と、焼酎で乾杯。マツダのボンゴのフリートップ(屋根が持ち上がって、2階になるんだよ)で、眠りました。

28日、藤野は東京は本應寺でご縁がある寿子ちゃんの主催で、「キッチン清水」というレストランでのコンサート。チラシができたのが、ライブ1週間前、というスローな準備だったため、人数は少なめでしたが、いい出会いがありました。
d0024504_22451875.jpg藤野のシュタイナー学園の子ども達、表情が違う。コンサートの合間のお話を、受けとめる彼らの表情。大人の表情とも違う。なにかが動いている感じ。長野に帰宅して、アマチと八星も、シュタイナー学園に通わせてあげたい、と衝動が湧き上がって、藤野に引っ越すことまでイメージしてしまいました。
でも、今や、この場所に愛着があります。d0024504_23122147.jpg

アマチも八星も、学ぶことの驚き、喜び、感動の経験をまだ味わっていないんじゃあないかなあ。小さい頃から、学ぶ喜びを体験させてあげたいな、とそれがわたしの心にあるんです。わたしなりに彼らの学ぶ環境を整えてあげたいなあと感じています。

さて、新しいうた♪風の中 光りの中♪が、誠さんの夢を通じてやってきています。
今日は、その夢の憶え書きと、歌詩を紹介しますね。

6月3日は北軽井沢のカフェフルールでコンサート。
6月6日は、東京は下高井戸、本應寺の「大施餓鬼供養」で歌います。これる方是非いらしてくださいね。カフェフルール℡0279-84-6066 本應寺℡03-3321-7860
【♪風の中 光りの中 夢の記録by 誠】
 
明け方、午前5時頃に見ていた長い夢。それはベトナムを旅している夢だった。ふたり乗りの小さなボートでメコン河を下っていると、有里を乗せたボートが近づいてきた。彼女は見なれないギターを弾いて歌をうたっていた。大きなボディーの緑色のそのギターは僕の憧れのギブソンというメーカーのギターだった。彼女は旅の途中でギターを買ったらしい。間もなくボートは岸辺に着き、大きな岩の上に座り有里は新曲をうたい始めた。イントロを弾いていた手を途中で止めて、彼女はこっちに向かって喋りはじめた。
「この歌はね現実の世界に生きる有里のためにうたう歌なんだ。彼女にそう伝えてね」
そうやって歌われたこの歌は「いつだって現実の有里のことを見守ってるよ、」という内容の「風の中光の中」という歌だった。
(2006・5・11 山室にて)
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♪風の中 光の中

静かな雨は土を肥やし 緑を光らせてゆく
その雨は 人の心にも恵みを与え 愛の花咲かせてゆく

信じ続ける人のために 歌い続けてゆく
歌は時を超えて 響きあい 溶け合ってゆく

声は道をつくり 道は遠く続いてゆく
愛は憂いを溶かし 心に深く沁みこんでゆく

見守ってるよ いつだって 心清きあなたのこと
見守ってるよ いつだって 風の中 光の中

信じているよ いつだって 心清きあなたのこと
信じているよ いつだって 風の中 光の中 風の中 光の中
by ainohanaMusic | 2006-05-30 14:54 | 心の旅日記 | Comments(6)

春の風に乗って♪

1週間ぶりの我が家。13日から始まったコンサートツアー、最終日20日のコンサートは名古屋。東京は本應寺のご住職のご縁で出会った「デルフィー」で、品愚(ぼんぐ)上人とのジョイント「念仏&コンサート」。5時半からお念仏が始まって、コンサートが終了したのが9時半。その後、持ち寄りパーティーで、解散したのは12時を周っていた。そして21日の昨日、午後4時ころ、名古屋から帰宅。原稿を書かれるために静かな場所を探しておられたお上人を、長野の山荘旅館にご案内し、そこで温泉に浸かって帰宅。d0024504_1427463.jpg
今朝は、朝6時の目覚まし時計が鳴る直前に目が覚め、八星と誠さんとよもぎを摘んだ。二人のこどもを学校に見送って、誠さんは草刈、わたしは洗濯。この日常感覚が、気持ちがいい。
 1本も草をはやさなかった隣の畑も、おじいさんが亡くなって、草が生え始めた。『おばあさんをよろしく。』と耳元にささやいて春風に乗って昇天したおじいさん。誠さんに、おばあさんの畑の草刈りもお願いした。

コンサートツアーの間は、車を運転しながら助手席の誠さんとよく話をした。未解決なことも、丁寧に掘り起こして話す。家に帰るとやることが多くて、もくもくと働く日常。学校から帰ってきたら、わたしはなるべくこどもたちのの側にいる。心にしまってあることを次々にしゃべりだすのは、八星。アマチも「靴を買って。」と言うので、今週水曜日、一緒に買い物に行くことにした。木曜日から、わたしは再びコンサートツアーに出る。それまでに、畑に夏野菜の苗を植えたい。
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13日、雨の信楽、古民家「しがらきの里」でのコンサート。今回は、いろんなことが重なり、聴き手は少なかったが、子育て真っ最中の信楽ネットワークは自然体子育てに共感できる。子どもたちが遊び、けんかし、ふらふらと歩く中でのコンサート。聞いてないようで、音楽の中にいる子どもたち。わたしもまた自分の自然体を、さらに深めてみた。
 いつも、その場で歌う歌を、決めてゆく、その決めるペースを落としてみる。沈黙して感じ取る時間。これを自分に許す。そうだ、これから、そうしよう!~とひとつ収穫。
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そして、14日は、岡山県は津山市「TreeTrunk」という苗屋さんでコンサート。知人の紹介で出会った、この苗やさん。素晴らしいのが、苗やさんと喫茶店が、お店というよりは、自分のお庭という感覚。そのお庭を、みんなで分かち合っているという姿勢。周りは、田園と静かな住宅地であって、商店街ではない。自分が暮らしたいように暮らし、その暮らしを好むお客さんが自然と寄ってくるというスタイルが、とても素敵だ.。d0024504_1154288.jpg
この日の天気予報は、雨。でも、思いが通じたのか晴れたり曇ったり、風と鳥の声、新緑に囲まれた野外コンサートは、気持ちよかったよ。来年、バラの咲く6月始めに、またコンサートをやりましょう~と話しました。このコンサートには4人のともだちが来てくれていました。一人は「野土花」という古民家の喫茶店をやっていた直美ちゃん。彼女は昨年結婚し、仕事をやめて、パートナーの生まれ育った古民家を暮らしの場所に、手作り生活を始めています。それから、鳥取から草木染の真理子さん、そして、CDのジャケットの絵を描いてくれた龍野市の真知子さん。みんな、treetrunkが気に入ったようで、思い思いにくつろぎました。
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15日は鳥取県、米子市のお寺でコンサート。4回目になる米子でのコンサートは、美容師の敏子さんが年に1回、企画を続けてくれています。「わたしは、組織人間じゃない、1匹狼だから集客は苦手。」と言いながらも、1年に1回の再会に、心をこめてコンサート作りしてくれる敏子さん。コンサートの当日は、娘さんの彼氏のご両親がフランスから到着。フランス語しか話さない彼らも、コンサートに来てくださり、終了後は敏子さんの手料理を、手振り身振り、日本語、英語、フランス語が交じり合った中でおいしくいただきました。1年に一晩の再会。あっという間に別れの時間。今年もまた会えてほんとに嬉しかったよ。敏子さん。ありがとう!
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16日から、今回は3日ほどオフ。
16日は出雲に、昨年「女神サミット」で出会った武田夫妻と再会。出雲で一晩過ごしました。
 長年の無理がたたって休養に入られたお二人に、お粗末ながら習いたての「陰陽霊法」をさせていただきました。これは、自分の体も知ってる、とても効果的な癒しの方法なんですね。分かち合えてよかったです。今回のコンサートツアーでは、1年前に本應寺のお上人から譲っていただいて以来、既に3万キロ走っているマツダのボンゴのフリートップを初めて有効に使いました。休憩中にこの2階で、誠さんに「陰陽霊法」を施してもらうのです。一人で運転し続ける疲れ、特に目と背中の疲労が解消されて、おかげさまで最後まで、歌い、交流できました。d0024504_12542467.jpg
 そして、17日は、万里子さんの案内、お導きで長浜神社で奉納演奏。また万里子さんの癒しのスペース「ひだまり」にも案内していただき、ここでも数曲歌いました。来年の七夕の頃、出雲で演奏することになるかもしれません。その時は、米子の敏子さんと一緒に出雲に来たいな~。
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18日は、大阪。魂の姉妹のももちゃんと再会。近況を交換し、焼肉やさん、温泉へ。次に逢うのは、8月3、夏のリトリートの前日。ももちゃんはヒーラーとして長野の遊里庵に来てくれます。そして、その次は10月9日、大阪でももちゃん主催のコンサート。仕事もプライベートも一緒に楽しめる間柄。正反対の生活スタイルでありながら、どこかで深く繋がっている不思議なコンビネーション。きれいに整ったももちゃんの自宅は都会にセキュリティーシステムのばっちり整ったビルの7階。わたしの家は、田園の古民家で隙間だらけで鍵もない。周囲は、過疎で、お年寄りの村で子育て、畑のある暮らし。ご縁って面白いね~。
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19日は天川神社近くの泥川の「空」で2回目のコンサート。初回は、昨年末の12月19日、深い雪景色の中でした。すっかり新緑の山々に囲まれ、爽やかな春景色。前回は遠方の方々へお声かけしたコンサートでしたが、今回は、「村の方たちに歌を聞いていただきたい。生まれたときから自然に囲まれ、あたりまえになってしまっている豊かな自然に対する気づきを深められたらいいな。」と、泥川の方たちに声かけしてくださいました。大嶺山という修験道の山の宿として栄えた山あいの地で地元の方々を迎えてのコンサート。ご縁が深まってゆくのが、嬉しいです。

また、お会いしましょうね。

そして、春から夏にかけて、コンサートの旅は続きます。夏には、待ちに待った「夏のリトリート」。こどもたちも楽しみにしています。長野のわたしの家「観音道場 遊里庵」にもいらしてください。7月1日からの沖縄は久高島リトリート、7月28日~31日の長野の遊里庵で夏のリトリート①(かわ)、8月4日~8月7日夏のリトリート②(ほし)は、そろそろ、申し込み時期に入りました。先着締め切りなので、申し込みはお早めに、よろしくお願いいたします。詳しくはホームページhttp;//amanakuni.net/yuri をご覧ください。

そして、最後に5月~6月のコンサート予定を書いておきます。

最後まで、読んでくださってありがとうございます。

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【これからのコンサート予定】
≪5月26日(金)≫日立市民会館 111号室 午前10時オープン 10時半スタート 会員1300円 一般1800円 お問い合わせ&予約 0294-22-3023(ひたち親子劇場)
≪5月27日日(土)≫ 水戸市 喫茶 gurunpa TEL/FAX 029-228-5256 午後の部13:30〜15:30   夜の部19:00〜21:00*いずれもティータイム含む。*コンサート終了後、希望者と交流会を行います。〈会場〉カフェ&ギャラリー ぐるんぱ〈料金〉2500円(菓子、コーヒー・紅茶付き)http://gurunpa.teanifty.com/cafe/cat5448551/index.html
≪5月28日(日)≫神奈川県藤野町キッチンカフェしみず TEL/FAX 042-687-5507 午後2時から 2500円ワンドリンク付 終了後、希望者でシェアリングをします。
≪6月3日(土)≫群馬県嬬恋村 カフェフルール 開場1時半開演2時 予約2500円 当日3000円ワンドリンク付 終了後 希望者でシェアリングをします。お問い合わせ&予約 TEL/FAX 0279-84-6066
≪6月4日(日)≫群馬県嬬恋村カフェフルール 午前10時~1時 オリジナルヘンプアクセサリーワークショップby吉本有里 ヘンプ(麻)にビーズ(天然石、ガラス、陶器、骨や角)を編みこんで、世界にひとつしかないオリジナルアクセサリーを楽しく作ります。
料金 材料費込みワークショップ&おいしいランチ 6000円 定員10名
≪6月6日≫東京都下高井戸本應寺 大施餓鬼供養にてコンサート 午後1時から 03-3321-7850(本應寺)
≪6月11日(日)≫伊那市豊岡村 山のギャラリー&カフェ そらくぼ 午後3時から 料金1800円
(℡予約)2300円(当日)ワンドリンク付 0265-35-1173(そらくぼ)
≪6月23日≫沖縄県 読谷村 慰霊祭
24日読谷村 祈りのサークル
25日沖縄県 名護市 
27日沖縄県 大宜味村
7月1日~3日沖縄県 久高島~知念村 リトリート(詳しくはホームページ参照)
by ainohanaMusic | 2006-05-22 11:14 | 心の旅日記 | Comments(0)

出会いと別れの春

4月28日、日常が再開して4日目の朝、満開の桜が散り始めた。
桜が開花後も霜が降り、幾分か長持ちした桜だが、ハラハラと散り始めたこの朝は日差しもまぶしく春の陽気。
 「春のリトリート」以来、朝の勤行を終えると、同座した仲間でサークルを作り、朝のシェアリングをして、数曲歌うのが日課になった。、
「今日は、桜の木の下でうたおうかな。」と、ギターとバイオリンを持って誠さんとおもてに出た。舞い散る桜に誘われて、やっぱり「花びら流れて」が歌いたい。
 聴き手は、みどりちゃん一人。でも、風も、桜も、見えない存在たちも そこに集い、共に響きあう。そして、5月1日から再び家を空けるので、夕方までは、またいろいろと忙しく過ごした。
 
夕方、洗濯物を取り込んでいたみどりちゃんが、ふと声をあげた。『隣の家、ちょうちんが出ている。誰か、亡くなったんじゃない?』「あ!守屋さんのおじいちゃんが亡くなったんだ。去年からずっと、入院していたから。」
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日常の中であまりにも自然にやってきた死。足が悪かったおじいちゃん、体から解放されてやっと、自由になったんだ。不思議と悲しみはなく、舞い散る桜、命のめぐりを体感してたわたしの心に、守屋さんの「移行」が、自然に流れ込んできた。一番美しい季節に旅立ちだね。おじいさん、病室から久しぶりに解放されて、まっしぐらに村に戻ってきたんでしょう?ほんとにきれいな桜だよねえ。よかったねえ。もう、逢えないのかな?心の中にはくっきりと見えているし、悲しくないよ。畑をやってるときはいつも思い出すよ。みんなおじいさんに教わったことだからね。わたしが、畑をはじめたのは、畑に立つおじいさんの姿がとても素敵だったからだよ。(下の写真は、数日前、畑を耕す誠さんのショット)
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84歳になる守屋春雄さん。わたしは、このおじいちゃんに畑を教わり、おじいさんは、わたしのうたをとても気に入って、眠る前には必ずテープ(CDプレイヤーは持っておられなかったので)で、私のうたを聞かれて眠る~という思いの流れるご縁をいただいていた。
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老齢化し13世帯しかないこの小さな部落で、人が亡くなったら、どうしたらいいんだろう?親戚の方々もお集まりだろうし、とりあえず、反対どなりの孝子に電話してみた。『たぶん、明日がお通夜で、部落の人は その時、みんなでお焼香するの。そして、お葬式の手はずを相談することになるから、総代さんから電話が入るまで動かなくていいよ。』

翌朝は、部落の作業。「田柵」といって村には柵がめぐらしてあって、山から畑への動物の侵入を防いでいる。その「田柵」に絡まる蔦や、倒木を除去する山仕事。作業に行こうと思って、道具を揃えていたら、隣のおばあさんが小走りに走ってきた。『作業にでるのかい?そしたら、ちょっと、その前におじいさんに会ってくれないかね。今、親戚もいないし、静かなんだよ。今日、焼き場に行って骨になってしまう前に。』おばあさんは、涙をぬぐいながら、わたしの手をとり、わたしは、おばあさんの背中をさすりながら、二人で走った。
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昨年、おじいさんが伊那の病院に入院して以来、おじいさんには会っていなかった。おじいさんが家にいたときは、わたしがコンサートツアーから戻ると、おじいさんがすぐにやってきた。共通の体験もなく、会話はほとんどお天気と畑のことくらい。それでも、玄関先で交わす一言二言に嬉しそうだったおじいさん。野菜の時期には、食べれないくらいの野菜を毎朝、届けてくれた。病院にお見舞いにいかなきゃあ~、と思ってはいたのに、忙しさと、気後れで、会えないままになってしまった。行けばよかったなあ、でも、悔やんでも仕方ない。

おじいさんは、お布団の上に眠っていた。顔にかけてあった白い布をとったおばあさんは、『やせてしまったけれど、安らかな顔だろ。見てあげておくれ。』と、おじいさんの気持ちを汲んでの久しぶりの対面だった。お焼香をさせていただき、家に戻ると作業集合時間まであと、15分。とっさに、2階にいた誠さんに声をかけて、楽器を持って、またおじいさんの家に走った。

『おばあさん。おじいさんに1曲聴いていただいてもよろしいですか?』

お世話になった守屋さんの枕元で歌った歌は「わたしは船の中」。ギターを弾く誠さん、おじいさんの横で聞いてるおばあさんの頬に涙が伝った。『ありがとうございます。これで、気持ちよくあの世に行けます。』とおばあさん。

そして、村の作業。わたしは、コンサートツアーで家を空けている日が多いので、村や学校にはずいぶん不義理をしている。この日は、参加できてほんとに、良かった!山の中を歩きながら、たくさんの倒木に目がいく。「総代さん。実は、わたしの家はお風呂もストーブも薪なので倒木が欲しいんですけれど、時々、この山に入って、おちてる薪を拾ってもいいでしょうか?」
『あんなので、良ければ、いいよ。昔は、薪拾いも、誰の山だとか、うるさかったもんだが、これだけ人が少なくなったんだから、もういいだろう。』

こんなやりとりが自然にできたのも、亡くなった守屋さんのプレゼントであるような気がした。この村の中で一番わたしのことを気にかけてくださった方だから。

村の作業の後は、お花見の宴会。この宴会には、新住民のご夫婦の歓迎会も含まれていた。奥さんのおなかには赤ちゃんが宿っていた。宴会の終わりに、わたしは再び「花びら流れて」を歌った。この小さな部落に暮らすお年寄りは、この土地で生まれ育った、幼なじみ同士。出会いと別れの春は、ぽかぽか陽気で、舞い散る桜の中、しみじみと過ぎていった。
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午後は、八星とサイクリング。超忙しい、日々のどこかでこどもたちの心と体としっかり出会っておきたい。夕方には、お通夜。そして、5月1日は、お葬式に出席したその足で、大阪へ。

5月1日から8日までは、大阪は吹田市樫切山にあるトルース教本部で行われた「陰陽霊法」の研修会に、参加してきました。今回は、わたしが「陰陽霊法」をなぜ学ぶことになったのかが、腑に落ち、これから長い付き合いになる「療法」との出会いには目に見えないお導きがあったんだなあ、としみじみ感じています。。
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 「ご霊器」と呼ばれる「温冷機」は、氷で冷やす「冷球」と内側に線香を入れて温める「温球」の二つを交互に体に当てることで、血行を良くし、自律神経を働きを活性化させるシンプルな「療養機」です。でも、シンプルであるがゆえに、経絡などの当てる場所の基本を学んだ上で、自分を大いなる宇宙の中心に自在につかっていただく、という委ねる謙虚な姿勢が重要になってきます。ミュージシャンのわたしにとって「ご霊器」は、「楽器」や「喉」に該当します。コンサートでは、自分を空っぽにして、入ってくるエネルギーに委ねて歌うと、伝わってゆくのですね。歌う対象を前に、初めて曲目やお話しする内容のインスピレーションがやってきます。歌いたい歌に固執せず、対象と向かい合っった時に、おのずと選ばれてゆく歌を歌う。何故かはわからないけれど、インスピレーションに忠実に歌うとエネルギーの通りが良く、満ち足りたコンサートになるのです。
 「陰陽霊法」も、患者さんと向かい合った時に、「良くなりますように。」と願いを持って、「宇宙の中心にある御心」につかっていただく姿勢で向かい合った結果、知識や技術を越えて「回復」をもたらした事例には驚くばかり。研修会に参加された多くの方々から、親戚や自分自身が難病から救われたお話を聞きました。現代医療に見放された方々が救われて健康になって、他の方々の「癒し」を始めている姿は凄いなあ~と、感動しました。

歌に出会って今25年。専門的、技術的な学習はほとんどしたことがありません。ただ、自分の人生そのものが大きな学びの現場になっています。自分の本心とインスピレーションに忠実に歩くと、変化し続けることになるからです。自然に近い暮らし、思惑を越えて宇宙の真理に添って生きるということそのものが、心の質を高め、「うたを受け取る心の器」を育てているようです。

「癒し」のアプローチに、歌に加えて、陰陽霊法がやってきたのは、偶然とは思えません。体の状態が悪ければ歌も歌えないし、聞くのも辛いですからね。「宇宙陰陽心身一如」。心と体の癒し、陰陽のバランスをゆっくりと確実に学び、そのうち、長野の自宅「遊里庵(ゆうりあん)」でも、陰陽霊法を学べるような機会が提供できたらいいなあと、感じています。

さてさて、あさって、13日からはコンサートツアーです。滋賀県、岡山県、鳥取県、京都、名古屋、5ヶ所でコンサートが企画されています。明日には、新しいCD「観音さま」「こどもたちの心」のイラストと歌詞入り6種類のポストカードもできあがり、ツアーに持参できます。スケジュールの詳細は、ホームページを見てくださいね。帰宅は、21日になります。

そして、25日からは、今度は、茨城県は日立市、水戸市、東京は藤野でコンサート。

どこかでお会いできるといいですね。

こんな慌しい日常でも、誠さんやみどりちゃんに助けられ、畑の方も順調。21日に帰宅したら、夏野菜の苗をた~くさん植えますよ。夏には、おいしい野菜が食べれますように。
by ainohanaMusic | 2006-05-11 17:51 | 心の旅日記 | Comments(2)