愛の花

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命日

命日。

命(いのち)の日。

昨日、12月6日は、誠さんの命日。
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命日を 初めて知ったという気がします。

今までは 言葉しか知らなかったけれど。。

この一日を味わいました。

1年前のあの夜 漏電から出火。なにが起こってるのか どうしてそうなってるのか すべて 分からないまま長男を助けに2階へ走って、飛び込んだその部屋で 体中が打撃を受けていることも知らずに 出会えた長男と共に 2階から飛び降りて 隣の家に走り、そのまま動けなくなった。
 誠さんは、暗闇の中 突然姿を消したわたしをわが身も振り返らず 探したのだろう。燃える火の中で 光の世界に旅だちました。

あの夜、わたしは愛に包まれていた。
真っ黒になって ただれた顔と手。携帯電話さえ 燃えてしまい 何一つ持たずに入院した あのベットで 愛に包まれていた。

あれは、誠さんだったんだね。
探しても火の中に見つけられなかったわたしを、光の体でまっしぐらに包み込みに来てくれた。

「ありがとう。ありがとう。」って出てくる言葉は、あなたの行動を知らなかったけれど 感じていたから。
1年経って やっと わかることも あるんだね。

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昨日は昨年まで暮らしていた山室の家の跡(火事の跡地)にお花を供え、お念仏をし、歌を歌いました。
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 隣人であったフリーキッズビレッジの孝子たちが、火事をご縁に東京の本應寺と家族のように親しくなり、本應寺の静和さん愚大さんが 今は そこに暮らしています。

みなさんで ささやかながらの1周忌を 長野でも弔いました。

和やかな いい時間でした。

ホームグラウンドだからでしょうか?
涙が押し寄せ、しゃべれなくなりました。

孝子にバトンタッチして建て直したあと、3曲を奉納しました。 そして いつもより深い瞳の孝子が、「高志の歌も歌って。」と、4年前に亡くなった孝子のパートナーの歌をリクエストしました。歌いながらこの3~4年の命のめぐりと展開に思いを馳せました。

大きなものを失うと、目に見えない大いなる存在がいつも 共に歩くようになる。わたしも孝子も同じ道を歩いているんだね。

身内を失わない人はいない。
わたしたちは、命を授かり、見送り、そしていつかは還ってゆく。
母なる大いなるふところへ。魂の故郷へ。


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昨日も1年前のあの日と同じで 穏やかないつもと変わらぬ朝だった。

1年前の昨日、誠さんと二人、朝の勤行を終えて、父親(元パートナー)と一緒に小田原(おばあちゃんの家)に行くことになっていた八星を誠さんは 初心者マークの車で送ってくれた。

夕方、用事を終え帰り着いた玄関で、携帯が 鳴った。長男のアマチが、スクールバスに乗り遅れたから 高遠町まで 迎えに来て欲しい という電話。
「今、遠遠町から 帰ったところなんだよ!」と、腹を立てながら応対してるわたしに、誠さんは言った。
「僕が 迎えに行くよ。」

ギター教室のために やってきた生徒の かっちゃんを待たせて 彼は また身軽に車を走らせた。彼は、どこまでも優しい人だったなあ。

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命日。

命があの世に還って行った日。

夕方、この世のものとは 思えない輝く雲と虹を見た。
あの世はこんなに美しいんだよ。
誠さんが そう伝えてくれたように 感じたよ。

そして、また感じた。

「幸せになってもいいんだよ。」という声。
あの世を恋しく思い続けた1年を終えて。
この世にも 恋しいものは あるでしょう~ってね。

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12月1日 東京は本應寺での 1周忌法要は、家族的な人数の中で 芯からあたたまるあたたかいものでした。お上人さま、そして本應寺のスタッフのみなさん、集まってくださったみなさん
心から ありがとう。
 こどもたち(アマチと八星も)一緒に法要に参加して、彼らなりに 誠さんの「旅だち」を受けとめてくれているように思います。アマチは、初めて自分の都合に合わせて高速バスと電車を乗り継いで長野から東京の本應寺まで来て、帰って行きました。こどもたちの成長も 嬉しいですね~。

2日の朝の目覚めは、わたしの体の中を駆け巡る暖かい波動で、笑い出しそうなくらいでした。
 前夜、「いい法要だったね。」という孝子に、「肉体がないと 反応がわからないのがつまらないよね~。」と、話したことへの答えだったんじゃない?と、孝子。
光の存在になって より自由でお茶目な誠さん。

わたしも いつか、あの世に還る そのときに 光の体で ひとつに溶けあえることが 楽しみ。

2日は、今まで 共に音作りをしてきたシーナこと岡さやか、山本公成さんのサークルオブフレンズに加えて、ベースの水野さんが加わり 新しい風を感じる1周忌コンサート となりました。
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集まってくださった みなさん ありがとう。

また、お会いしましょうね。

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さて、明日 あさっては 地元長野で コンサートです。
この1年のめぐりの中で 感じたことを そのとき感じるままに 分かち合えたら幸せです。

お近くの方は 是非 いらしてください。

【豊丘村そらくぼライブ】

生きてることがうただから♪コンサート in 山のギャラリーそらくぼ 2007
     ~うた・バイオリン・ギター・お話~ 
♪今しかできないこと 体当たり子どものキミ 時には腹もたつけれど 輝くキミを歩け お互いに楽じゃないけれど ありのままのキミを応援してるよ すべてが君の人生だから 笑い転げて 君の道を♪
12月8日(土) 午後3時から  電話予約1800円 当日2300円
長野県下伊那郡豊丘村神稲10027-7 演奏後お食事の方は要予約
お問い合わせ&予約 そらくぼ 0265-35-1173
          有里 0265-81-7819

【木のすずライブ】
12月9日(日) 伊那市 木の鈴 
吉本有里コンサート 午後1時半開場 午後2時開演 
終演後希望者でシェアリング 
料金予約2300円 当日(2500円)お茶&お菓子つき
20名くらいでいっぱいになりますので、ご予約ください。 0265-94-4021(木の鈴) 
by ainohanaMusic | 2007-12-07 15:08 | 心の旅日記 | Comments(0)