愛の花

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七夕コンサート&どんでんがえし(観音道場遊里庵再建へ)

七夕ライブの一日は、カリフォルニアに暮らしていた時代を思い起こさせた。
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カリフォルニアはレイクカウンティーのケルシービルで春から秋にかけて 毎週土曜日の午前中、開かれるファーマーズマーケットで、わたしと元パートナーは、ミュージシャンとして呼ばれてうたっていた。
 地元の人々は、地元生産者が並べた新鮮な野菜や果物、花などを買い物してから、芝生のカフェでコーヒーとパンと音楽に憩った。演奏の合間に、わたしは1週間の食材を買い物。新鮮な色とりどりの野菜と果物は 見るだけでも楽しかったなあ。
 生産者は、必ずと言っていいほど、音楽のお礼に、袋の中になにかたっぷりとおまけを入れてくれたものだ。こどもたちは、木陰で遊び、新鮮なフルーツをほおばって待ち、午後には、近くの湖でひと泳ぎしてから、山の家に帰宅した。

あそこまでの素朴な風景はないものの、南アルプス村の道の駅は、外の草原にもテーブルがあり、新鮮なパンや野菜が販売されていて、昼と夜のコンサートの合間に買い物したり、外でくつろぐ時間もあり、あの日々の感じが思い起こされた。
 見慣れた道の駅をコンサート会場にしてゆく会場準備(空間つくり)も楽しかったし、来てくれた妹とこどもたちに片づけを手伝ってもらい、夜にはみんなで指田さんのお宅で夕食をいただいてから自宅に帰り、こどもたちは遊び、わたしと妹は話仕込む時間もあり、暮らしの風景と音楽が繋がってゆくのは豊かな感じがする。
 次回は3月3日、おひなさまの頃に、。。ということですが、少しずつ、地元に定着してゆければいいですね。
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さて、次なる暮らしの場所に 大きな展開(どんでんがえし)がありました。
あまりのスピードに、自分でもびっくりしています。
報告させていただきますね。

7月8日、かつての隣人、フリーキッズビレッジの孝子から電話。
「有里、家の情報が入ったから、八星にわたしておくね。」

「え~?家情報って言ったって、わたしもう、10日には黒川の家に入居するんだよ。。。」
 7月2日に黒川の家の大家さんと初めてお会いしてお互いを気に入って、安心して決める事ができ、わたしは、その日のうちに電気と水道、プロパンガスを入居日10日に間に合うように手配を済ませていました。

たまたま、妹たちと一緒にフリーキッズビレッジに遊びに行っていた八星が伝言を持って帰りました。

戸惑いつつも、インフォメーションを見ると「東伊那 一戸建て 300万 」と書いてあり、地図が添付されていて、行ったことない場所だけど、山の中らしい。。一戸建てといっても、部屋数が少なければ、問題外。。床が抜けそうな廃屋なら、やはり問題外。。確認のために電話。。

「部屋数は思い出せないけど、とにかく広いで。。家は、大工事しなくてもいくつか直せば住めるで。とにかく見てもらわんと、話にならんで。」と、ふくよかな声の不動産屋さん。

9日、見に行ってきました。
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わあ~、広いじゃないの。
8畳間が3つ、10畳間が3つ、広い土間の入り口、土間を挟んで日当たりのいい6畳間、お風呂は石油、トイレは簡易水洗、そして2階建ての土蔵までありました。
 
相当古いけれど、大事に使われてきた家は、まだまだ整った表情をしています。

不動産屋さんの話では、「この家は、800万で売りに出されていたけど、買い手がつかなんで、現状で使ってくれる人がいれば、土地代だけでいいから手放したい~と大家さんの意向がでたんで。。」とのこと。。

この値段で、このくらいの家と土地は なかなか見つからないだろうなあ。。
リトリートも、レコーディングもできるし、畑も田んぼも家の周りの休耕田を借りれそう。。
あたりは密集していない家が適度に点在する開けた田園と山。
車も、5台くらいは泊められるスペースがある。。
地理的には高遠に車で20分、駒ヶ根に15分、今までのエリアからそれほど遠くなくて こどもたちにとってもいい場所かもしれない。

わあ~困った。。
計画変更だ。。(しばし混乱)

翌日は、黒川の家の書面上の契約と入居の日。この日のうちに、決めなくては。。借家のキャンセルと、売り家を買う決定を一日でするなんて、ハードワークだ。。(笑)
 
気持ちをクリアにするために、あたりを散歩することにしました。家が、点在する静かな山。。水路を水が勢いよく流れています。心が痛んだのが、黒川の家の大家さんのこと。77歳のおじさんが、心奮い立たせて、わたしのために2LDKの家を準備してくれていることを思うと。。。キャンセルなんてしたくない。。でも、両方を選ぶのは無理だなあ。。
 それから、家を買うという、初事業(?)を思い巡らせました。マキストーブも入れたいし、外トイレも復活させたい。台所も、改善しなくては。。畑も始めたい。。手もお金もかかりそうだなあ。。

本應寺のお上人に電話するために携帯を開きました。「観音道場遊里庵」の再建を心から願ってくれているお上人に、まず話してみよう。一人で考えてるのは孤独です。

眼に飛び込んできた数字は「12.12」
誠さんの誕生日。
12時12分を示す携帯電話の数字は、誠さんからのオッケーサイン。

面白いね。
火事の後、購入した車の 元の所有者の名前は誠。
県営住宅の係りの人の名前も誠。
そして、今回は、誠さんの誕生日の数字。
大きなことを決める時、いつも 送られてくるサインは
「それで、大丈夫だよ。」という誠さんの声。

ありがとう。

そして、お上人の声が電話口に響きました。
「それ、買っちゃったら!」

軽いなあ~お上人らしい、軽やかさだよ。(笑)

その時、軽トラが通り過ぎて運転手と眼が合って、びっくり。
「かつみさん!」「あれ?有里さん!」

1月14日の誠さんの49日の法要以来会ってなかった、ネイティブフルートの奏者の友人かつみさんとの久しぶりの再会。

わたしは、東伊那という、知り合いもいない初めて訪れた土地に馴染みきれずに心細く戸惑っていたのでしたが、安心感が流れました。

かつみさんと家に戻り しばし話し込みました。(不動産屋さんには、先に帰ってもらっていました)

「僕のパートナーが このすぐ上にログハウスを持ってるんで、時々 ここに来てるんだよ。このへんの人たち、いい人が多いよ。気候も、高遠よりあったかいし、日当たりもいいし、いいんじゃないかなあ。。」
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その家の背部には赤松林の中に建つ高鳥谷神社の鳥居が見えています。南西は開けて田園が広がっています。

そんなわけで、夜には、決定。
黒川の家の大家さんにキャンセルの電話をし、10日にはお詫びに行き、電気、ガス、水道もキャンセルしてきました。

これから、東伊那の家の契約に入ります。

わたしたち家族が山や風、土や人々と触れ合って暮らしてゆく家であり、リトリートなどで出会う魂のなかまたちと分かち合い育ち合ってゆく場であり、レコーディングなどを通して音楽を発信してゆく場であり、祈りを深め、宇宙と響きあって行く場である家。

思惑を超えて導かれる流れの中に。

観音道場遊里庵。

やっと、始まるね。

火事から7ヶ月。

わたしの中に内包されている「愛の種」は、次なる地に運ばれます。

そして、ここからまた旅してゆくよ。

不思議な不思議な どんでんがえし。

みなさん、ありがとう。
by ainohanaMusic | 2007-07-13 11:47 | 心の旅日記 | Comments(0)