愛の花

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夏のリトリート星 多様性の中の調和

おはようございます。

おととい、リトリート星が終了。さまざまな体験に心とからだに満たした10人の参加者とヒーラー参加のももちゃんを見送りました。昨日は、スタッフ参加のはずだったのが前日に参加者にポジションを変えた静栖さん、彼女の変わりにスタッフを勤めた働き者の遊ちゃんこと佐保ちゃんを見送り、今日は2週間スタッフを勤めてくれたみどりちゃんを見送ります。
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わたしも、あさってには、二人の子どもたちを連れて実家の静岡へ戻ります。

さて、リトリート星の報告です。
リトリート星のオープニングは、川原でのサークルから始まりました。

リトリート川の片付けをしていたら、「リトリート星は初日から石焼サウナと川遊びで浄化してスタートさせよう」~とビジョンが見えてきました。そして、実行。みんなが到着し、お部屋に案内してから、「オープニングは川原でやるから水着に着替えてね~~。」
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リトリート星の参加者11人のうち6人は2回目の参加。お二人は、4回目参加。スタッフもみな、顔なじみで、再会の喜びがありました。4回目参加の美智は、「実家に帰るつもりで、行くからね~~~。」と、ほんとにここは、いつのまにかみんなの心のふるさとになってきていて、不思議だな。ありがたいな。そんな、仲間たちに、初めて参加の3名を含め、手作りサウナで汗だくになって、頭から滝を浴びました。(写真の後方、青いテントのようなのがサウナです)

そして、温泉へ。

前夜『実は、この1週間、こどもがすごい咳をしていて、心配。夫も、仕事で疲れているし、参加を見合わせようか?』と電話して来てくれたYちゃん。「こっちに来て、直したら?」と改めて、お誘いしました。2歳のDちゃんに、陰陽霊法か、テルミーしてあげようと、待っていましたが、元気な姿で到着し、さっそく川遊び。

「行くって決めたら、すっかり元気になっちゃって。心配するのやめて、きてよかった。」~~~よかった~~~!

夕食の後は、キャンドルコンサートとシェアリング。一晩目から、私自身がストレートにシェアリングに突入。話題を選ばないで、その時、心にあることをコントロールせず、忠実に話す~ことが、シェアリングの原則。小さなことですが、心にひっかかっていたひとつの言葉。理解されていないなあ、というささやかな思い。ささやかでも、ほんとに思っていることを話すと、涙が溢れます。

それを、ありのままに受け取ってくれる方と、「考え方を改めたほうがいいんじゃないか。」とアドバイスする方がいました。
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この夜は、シェアリングというものが、どういう場であるのか~~そのことを、わたしなりに、伝えざるおえませんでした。高みからのアドバイスでも、傍観者でもなく、人の話に判断を交えず受けとめ、頭ではなく、ハートに動くものがあった人が、触発されて出てきた自分自身のことを語る。

わたしに冷静にアドバイスしてくれた方自身が押さえつけている隠された本人の心。彼女の痛みと慟哭が、わたしの胸に流れ込み、胸を震わせ、わたしの体から嗚咽がこぼれ出しました。

そんな現象は初めて。参加したみんなにも、彼女にも、なにがおこっているのかわからなかったかもしれません。心を開いていると、なにが出てくるのかわかりません。コントロールしないで、あるものを出す、出てくるものを出す。そして起きることを信頼すると、サークルに起きるべきことが起きて、同席しているみんなの心の深みを揺さぶってゆきます。誰かが解放を始めたら、止めないで祈りの中で、しっかり見守り支えてゆくということが大切。

残念ながら、この時は、オーガナイザーのわたしを冷静に引き戻そうという心使いだったのでしょう、友人の語りかけによって、わたしは引き戻されました。彼女の苦しみを、わたしの体を通して、充分に出してあげたかった。そしたら、どんな展開になっていったのだろうか、と今、思っています。

シェアリングでは、オーガナイザーのわたしも、一人の人間として、みんなと同じ土俵にいます。肩書き、立場を外して、一人ひとりが、自分の心のベールを外して、語り、泣き、笑う。

一人のパンドラの箱が開くと、次々と連鎖反応がおこり、ほんとうの自分があらわれてくる。シェアリングは、ほんとうに不思議な力を持っています。次のリトリートは秋。10月20日から3泊です。次は、事前にシェアリングの心構えを丁寧に、伝えますね。
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*********
二日目の朝はムーブメントとウォーキングメディテーション。一人になって、それぞれが自分自身の感覚に素直に、自然の中で過ごしました。
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午後は、、森の中のコンサートと、オプショナルタイム。
午後のひと時、珈琲を入れて、差し入れのクッキーをつまみながらヘンプアクセサリーを編んでくつろぎました。アマチと八星が参加して、それぞれにネックレスを作り上げたことも嬉しかったな。
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そして、夜のシェアリング。
このシェアリングでは、ももちゃんの提案で、希望者は「妖怪退治」に乗り出しました。
自分自身だと思い込んでいる、自分自身ではない煩悩に捕らわれた自分になまえをつけて、かごにいれる作業。かごのなかに一杯になった見えない妖怪たちは、夜の川に流す前に、みんなで光りに変えました。
「目立ちたがり屋妖怪」
「とりあえずですませてしまう、とりあえず妖怪」
「人によく思われたい妖怪」
あまりに多すぎて忘れてしまったけど、随分出ましたね。

その中でGくんのシェアリングは、みんなの心を立ち止まらせました。
「自分の生きている原動力は、不条理な世の中に対する怒りです。生まれたときから怒りがありました。怒りなくして、進歩はない。僕は妖怪と共に、生きていきます。退治はしません。」

Gくんの「怒り」は、なんだろう?みんなGくんを放っておけなくなりました。気遣いの中に、Gくんを囲む会の対話が延々続きました。

「怒りなくして進歩はない。」ということが、ほんとかどうか自分でもわからなくなってきた。肩書きの中で生きている自分の日常だから、こんなふうに心を見つめてみるのは、初めてだ。」と自分の考えに揺らいできたGくん。

******
3日めの朝は、ももちゃんのワークショップ。
木立の中で、音楽をかけて踊りながら、昨夜に続いて、「自分だと思っているけれど自分ではない妖怪」退治。一人、一人がみんなの輪の中心で、自分の妖怪の踊りをします。まわりのみんなは、妖怪が解放されてゆくようにエネルギーを送ってあげます。
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最後にGくんの番になり、彼は苦しそうに踊り続けました。足元もふらついてきた頃、親友のSくんが、Gくんの後ろから抱きついて、Gくんを揺すぶり始めました。ふらふらになるまで、組み付いて踊る二人。ふらふらのGくんが、横になると、みんながなにも言わずにGくんを取り囲み、手をあてました。なんともいえない、祈りに満ちた時間。Gくんの体の中に、みんなの祈りが流れ込んでいきました。苦しそうなGくんが解放されますように。
 
目をあけたGくんにももちゃんが、聞きました。
「なにか言うことありますか?」

すると、期待もしていなかった驚くべき答えが返ってきました。

「はい!気がつきました。怒りの原因がわかりました。自分は、幼稚園のとき、みんなからのけものにされて、それが、世の中や周りの人に怒りを向ける原因だったことに突然気がつきました。みなさんに、ほんとうに失礼な思いを向けて申し訳なかったです。」

ももちゃんが、聞きました。
「Gくん、Aさんの顔を見て。どんなふうに見える?」

「別人みたいです。すべて、見るものが、違って見えます。今まで住んでいた世界と別の世界のようです。」

Gくんを囲む、みんなの瞳から涙が零れ落ちました。

よかったね。Gくん。幻想から解放されたね。あなたは、怒りの正体を知ったから、これから怒りに振り回される人生から解放されるね。
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この日は、昼ごはんは、川原でバーベキュー。
ナチュラルサウナと、川遊び、スイカ割りもありました。

そして、夜はコンサートと、静栖さんの仏法法話、シェアリング。

コンサートの直前、ひとつの事件が起こりました。Sさんが、「参加者のこどもにと通りすがりに横柄な態度で呼び捨てにされた。自分は、精神障害者でこどもにまで馬鹿にされるかと思うと、心が暗くなる。」と相談に来たのです。Sさんは、天使のように純粋で素敵な女性ですが、気に病むことがあると落ち込みが激しいのです。
 「なぜ、よびすてにしたのか、本人に聞いてみようか?」と、Kくんに聞いてみることにしました。

Kくんは、驚いて「僕、Sさんの名前も知らないのに。」と言うなり、涙ぐんでいます。Sさんの聞き違いだったんだ!純粋なこどもの心を傷つけたことに、気がついて、胸が痛くなりました。

思い込みが強すぎて、目の前で展開されていることに気がつかず、「絶対聞き違いではない。」と、言い張りはじめたSさんを、わたしの部屋に案内しました。不必要にKくんの心を傷つけたくなかったからです。

「有里さんは、わたしが、嘘をついた、と言うんですか?わたしは、はっきり自分の耳で聞いたんです!」と断固として譲らないSさんに、わたしは途方にくれました。この日は、最後の夜。コンサートと、法話とシェアリングが待っています。そして、居間ではKくんが泣いているのです。Kくんにはしっかりもののお母さんが付いていて、彼にわかるようにSさんのことを話しています。わたしはKくんに
「ごめんね。Sさんの聞き違いだったね。Sさんもきっと、わかるからね。待っててね。」と言い残しました。コンサートのセッティングのことで、部屋に伝言を持ってきてくれたスタッフの遊ちゃんを引き止めて、3人で話をしました。
「Sさんは、自分の名前を聞いたんだね。それは、ほんとだとね。でも、Kくんが、嘘を言っていないことも100パーセントほんとだって、わたしにはわかるの。聞き間違いをすることは、誰にでもあることだし、それは悪いことじゃないよ。でも、Kくんは嘘を言っていないとはっきり感じるよ。Kくんは、今、泣いているよ。」

結局、納得はできないけれど、「聞き間違えしたかもしれない。傷つけてごめんね。」とSさんがKくんに伝えることになりました。居間にもどったら、大粒の涙をこぼして泣いているKくんに、Sさんはびっくりして、やっと、Sくんの言葉を信じ、受け取れたようです。ひたすら謝り、Kくんも許してくれました。
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*****
リトリートは、ありにままで許される場所だからこそ、その人の心の癖が、いいも悪いも出てしまいます。光りを抱合するからだになるには、闇の部分が出て、その自分に気がつくというプロセスが与えられるのでしょう。

Sさんは、「自分は社会的弱者で、傷つけられてばかりだと、思ってきたのに、自分も人を傷つけるんだ、ということに今回、気がつきました。今回の出来事は、自分の傲慢な思い込みが原因です。謙虚な姿勢でやっていきたいと思います。」
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最後の夜のシェアリングも良かったね。みんなが、それぞれに心を開き、新たなステージに登った手ごたえがありました。Sくん、あなたのきらきらした純粋な瞳。抱きしめてもらいたいというSくん、あなた自身が自分の中のこどもを抱きしめて、そして、みんなを抱擁してゆくんだね。
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今回は、「こんなことやってられない。」と途中でプログラムに出なくなった参加者が、お一人いたことは、なかなか厳しかったけれどいい経験になりました。心を閉ざし頑なな心にも、こちらから敬意を示す。安心してもらうことを優先し、共に光りを受け取る。闇が濃ければ、ひかりも大きい。彼女の存在から光りを受け取った参加者も多かったと思います。

リトリート中に、私物が壊れ、「気持ちを払ってください。」と求められたシーンもあり、新しい体験でした。わたしの子どもがうっかり踏んでしまったんですね。申し訳なかったです。迷わずお気持ちをお支払いし、クロージングサークルに安心して身をゆだねている彼女を感じて、嬉しかったです。

まず、安心してほしい。そして、自分を解放してほしい。

いろんな要素が抱合された夏のリトリート星の部。

これからが、始まりかな。ご縁は続いてゆくでしょう。

また、いらしてくださいね。

今回の裏方は、誠さん、みどりちゃん、遊ちゃん。ほんとに、ご苦労様。よく、頑張ったね。
そして、プログラム&シェアリングを共にナビゲートしたももちゃん、一緒に働けて、ほんとに心強かった。魂の姉妹という感じ。これからも、よろしくお願いしますね。
by ainohanaMusic | 2006-08-09 10:37 | 心の旅日記 | Comments(4)
Commented by momo_yukari at 2006-08-10 21:38
有里ちゃん、お疲れ様!よくがんばりましたね〜。
来年の夏も行くからね☆
それとね、「妖怪退治」。 これは熊野のメディスンマンが使う方法で、正確には「妖怪対峙」なのよ。 自分の心に面と向かってゆく姿勢のことなの。私も4、5年前にこの方法で光りを取り戻していったのでした。 
みんな素晴らしい光にあふれているね!
Commented by ainohanaMusic at 2006-08-15 19:20
ももちゃん
ありがとう!
ほんとに、豊かなリトリートだったね。
リトリートの度に、たくさんの気づきがもたらされます。
 今、わたしは、実家でこどもたちと ゆっくり過ごしていますが、リトリートでの出来事がまた、わたしとこどもたちのコミュニケーションを深いところまで踏み込める礎になっているなあ~と、実感。

来年もナチュラルサウナ、用意して待ってるよ。
Commented by jasmine at 2006-08-20 22:28 x
あ!私ももう来年の夏は行きたい気持ちです。
Commented by 有里 at 2006-08-23 22:09 x
そうだよ。
来年も、おいで。
1年でまた、大きく変化してる自分に出会えるよ。
♪語り 始めてね あなたの心を♪

そして、そのとうりになってゆくのです。