愛の花

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♪山に暮らそうね。家を建てようね♪

3月21日は春分の日、長野は北相木村に暮らす友人、きょうこちゃんとたーぼうの手作りの山の家、山々に囲まれた広場に焚き火を焚いてのコンサートに迎えられた。
 昼前に到着し、リハーサルをしていたら なんだかとても深いところで動く自分自身の心に気がついていた。
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「カリフォルニアの山に帰ってきたみたい。」

あたりには人家はなく、山々だけ。
静まりかえった山々に、自分たちの音楽が響き、鳥の声や風が、気持ちいい。

もうしばらく歌っていなかった「わたしは船の中」が、歌いたくなった。

2時半からコンサートがスタート。
きょうこちゃんとたーぼうが、まずウェルカムソングを3曲歌ってくれた。オリジナルソングではないが、どの歌も彼らの生き方と響きあっていて、心の奥底までまっすぐ歌が届いた。

30年以上前、彼らが東京に暮らしていた頃、山をハイキングしながら「山に暮らそうね、家を建てようね。」と交わした会話がそのまま現実になってる~という歌。たーぼうは、この家から車で15分はなれたところに廃校を仕事場として木工家具つくりをしている。山々に囲まれたこの家を建てるのに実質10年。準備も入れると20年かかったという。

♪山に暮らそうね、家を建てようね♪そう語り合う恋人は多いだろうが、それをあきらめず実現する夫婦は、どのくらいいるだろう?「夢」ってなんてシンプルなんだろう。心にあることを言葉にし、それを生きるだけ。

「歌と実像に隔たりがない」ということが、歌い手であるわたしにとっては「歌の命」だと思っている。自分自身と隔たりのない「言葉」と「メロディー」を歌うことで、自身の心も耕され、聴き手の心と一体になれる。虚像のない世界を生きる、歌い続けることで自分とも他者とも出会い続けることができる。

きょうこちゃんとたーぼうの歌を聞いていたら、クラクラしてきてしまった。

わたしの中にも、まだ達成されていない「夢」があったことに気がついた。

一区画だけ、借りて暮らすのではなく、山々や木々、海、自然と深くかかわり、周りに人家のないところで 新しい波動の場つくりを始めていくこと。、永続的な暮らし、自分の心、生き方とマッチする癒しの場つくり。そこで、歌を育み、暮らし、人を迎えたい。カリフォルニアの暮らしは自然の中にあったけれど、違法滞在であったし、経済的基盤が脆くて、そこに多くの人を迎えることはできなかった。そして、今は、たくさんの人を家に迎え始めているけれど、もっと、もっと静かな自然の懐に人々を迎えたい。

あ~あ、また気がついてしまった。ほんとにやりたいこと。

現在のわたしの家、長野は山室の築100年、10部屋の古民家「観音道場遊里庵(ゆうりあん)」は、13世帯ほどの過疎の村の中にある。広い畑もあり、近隣の老人も親切で、今のわたしには充分なくらい恵まれている。でも、わたしは知っている。もっと、もっと静けさに満ちた暮らし。
 
もしかしたら、また始めてしまうかも?もっと、トータルに取り組めるデザインされた、わたしらしい暮らしの場所つくり。10年、20年かかる仕事かもしれないのに。クラクラしてきて、歌えるか心配。気がつくと、そこに向かって歩き出してしまうわたし。また、なにかが始まってしまうかも?
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きょうこちゃんとたーぼうの2曲目は、♪めぐりめぐる♪。歌ってる間に大風が吹いた。

翌朝、4人だけのミニコンサートをした時に、風の意味が分かった。
「実は、有里ちゃんが、アメリカにから帰ってきたばかりの頃、コンサートを聞いて、『また、歌いたい。』って、気がついたのよ。昔、メジャーデビューして歌っていたとき比較評価される世界が嫌で、もう二度と歌いたくないと思ってやめて、それ以来歌っていなかったの。でも、有里ちゃんたちの歌を聞いた時、『こんな世界もあるんだ。歌いたい。』って思ったの。だから、そこから始まったのよ。」
「あのね、きょうこちゃん。わたしも昨日、気がついたの。こんなふうに暮らしの現場をトータルに作りたいって。だから、わたしも、きょうこちゃんとたーぼうの歌う姿を見て、始まるんだよ。」

*******

コンサートから帰ったら 水戸市は「農夫のパン麦」のTちゃんからアンケートが届いていた。
その内容は誠さんに向けて書かれていた。

《誠さんは、自分がサポートであるのかもしれないけれど、自分も主であることをわかっているのだろうか?本音で話すって、本当を生きるって、周りに言っいる有里さんと、自分は違うのだろうか?何もかも出し尽くして、いつわりのない自分でいられたらどんなに気持ちいいだろう。わたしは そうなりたいから、みんなにももっと自由でいて欲しいから、有里さんたちに来てもらった。シェアリングでは、誠さんは、ただあやまるばかりだったって、人づてに聞いた。出てきている現象を抑えないでほしい。出てくるものは、たぶん誰にとっても大切なこと。自分たちが、伝え続けてきたメッセージを自らみんなの前で否定するなんて。今回は、たぶん、自分もみんなも大切にしていなかった?たくさん感じて、次に生かしてください。》

ありがとう。Tちゃん。
このアンケートを読んだら、わたしと誠さんの話し合いがまだ不十分なことに気がついた。
それで、22日、一日かけて 話を聞きました。

ほんとうのほんとうの誠さんが、願っていたことはなんなのか。
何時間もかけて分かったことは、彼は、わたしとも彼女とも本気で人生を共に生きていこうとは思っていなかったということ。彼の「魂の願い」は、ぬくもりのあるところに安住したいという目先の願望にかき消されて、どうしても明確に現れてこなかった。でも、その時の彼が漠然と望んでいることが、明らかになって、ほんとうに、よかった。次へと展開してゆく流れが、そこにはありました。
彼の話をわたしが、まとめて
「誠さんの願いは、わたしと暮らしも仕事も共有して、女性としてもわたしを愛して、そして、経済的基盤が自分に整ったら、結婚はしないけれど、『彼女』に交際を申し込みたい。結婚もしないし、こどもも作りたくないけれど、楽しい時間を分かち合いたいから、彼女とつきあいたい。』

そういうことなんですね?と確認した上で、彼のほっぺたを、思い切り叩きました。もしかして、10発くらい、たたいたかも。わたしには、もう言葉はなかった。

彼女は、かつて彼が付き合った人で、その上にわたしと出会いました。二人に偽りを語って、二人とお付き合いしていたことが発覚して、彼女は去っていきました。「誠さんと結婚してもいいと思っていたのに。こどもを産んでもいいと思っていたのに。」と体を震わせて彼女は泣いていました。
 人の心の痛みを理解できないの?あなたには、自分の言ってることの意味するところがほんとに理解できているの?

偽りの上に成り立つ会話、再び始まってゆく交際。事実が、明るみに出てしまえば、そこには「愛(おもいやり)」はなさそうだ。

誠さんが、その後 取り組んだのは、自分の家に帰り、彼女に電話し、自分の嘘を全部告白することでした。
『あきれ果てて、涙が出てきた。』と、彼女は言ったそうです。
『付き合うつもりはない。けじめをつけたいから第3者をたてて、逢いましょう。』

わたしも、たいそうあきれ果てましたが、すっきりしています。今回、彼に話していなかった自分の身に起きた出来事もすべて詳細に話しました。

そして、誠さんも違うのです。ほんとのことを洗いざらい言って、現実を受け取っているその姿は、とてもすがすがしい。透明感と軽やかさ。
『胸は痛いけど、ほんと心が軽くなったよ。気がつかせてくれてありがとう。僕は、ほんとうに人を思いやるってことができていなかったね。』

これからが本番。
人間みんな、輝きも曇りも両面備えていますから、ありのままの自分自身をしっかり見ることができれば、光の方向に歩いていけるのだと思っています。

「誠さん、わたしは、あきらめていないよ。一緒に歩いていこうね。でも、願わくば、同じ願いを生きたいな。偽りのない世界で。」

一人の人と出会ってゆくこと、これは、なんて大きな学びなのでしょう。
相手を批判し続けるのは簡単だけれど、それでは出会えない。どんな「あなた」でも愛しているよ。でも、わたしは、こんなに傷ついたよ。そして、気がついたよ。それでも、「愛している」ということを。

あなたの良さは、ほんとにゆっくりとだけれど進化していこうとする意志を持っていることと、基本的にどこまでも優しい、柔らかな波動。

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さて、こんなわたしなのですが、もうすぐ「春のリトリート」です。
今のところ、申し込みは3人。後、3人ほど口頭で「行きます」と言ってくれてる友人がおります。

新年のリトリートに引き続いて、ふか~いシェアリングになりそうな気がしています。参加を迷われてる方は、どうぞ思い切ってお申し込みくださいね。

わたしの身に起きていることは、哀しいことではありますが、「愛」というものを深めてゆくとても「ありがたい」出来事だと思っていますし、身近にいて、なかなか深いところまで触れることのできなかった誠さんと出会ってゆく「奇想天外」な「ドタバタ3流お茶の間ドラマ的」プロセス。なぜか、わからないけれど、深いところが解かれてゆく。この流れを、必然として信頼していきます。

明日からは、子ども達と静岡へ向かいます。途中、こどもたちの希望で富士急ハイランド(遊園地)で一日過ごします。「春の絶叫祭り」とパンフがありますが、絶叫したくないよ~。怖い乗り物は苦手なんです。でも、こどもたちの喜ぶ顔は好きです。

それでは、みなさんも素敵な春休みをお過ごしください。
by ainohanaMusic | 2006-03-25 19:06 | 心の旅日記 | Comments(2)
Commented at 2006-03-27 16:56 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ainohanaMusic at 2006-04-12 22:32
かあちゃん
いつも ありがとう。
こちらは、いい春休みでしたよ。
これから春のリトリート!
14日は満月の下で、お花見シェアリングかなあ。

また会いましょう。