愛の花

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この体、心は不思議だね

2月18日から1週間、栃木の静かな山里にある愚静庵(ぐじょうあん)での小食道場に参加してきました。東京は本應寺のお上人は、年に4回、断食や小食をしながら体を整え、仏道を学ぶ自然道場を開いています。
 わたしは、おととしの夏の断食道場から始まって、今回で4回目の参加。「小食」道場は初めてでした。
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 朝食は1杯の人参&りんごジュース、お昼と夕ご飯は、湯のみに盛られた玄米と甘辛いこぶとしいたけを少し。一口の玄米を200回噛む食事時は、瞑想どきの静けさ。
わたしにとっての道場は、日常から離れ、仕事をせず、心と体を休める貴重な機会。心身を休めるだけではなく、日頃なかなか実行できない小食や断食がきちんとできる上に、祈りと瞑想の時間がたっぷり保障されているので、魂に滋養がいきわたります。毎回感心するのは、お上人の懐の大きさ。目覚めた時から眠るまでほとんど自分の時間を持たず、みんなと一緒に動き、柔軟に流れを調整していきます。分け隔てなく参加者やスタッフに気を配り、仏道に専念していく大らかで朗らかな姿。
 朝のお掃除のとき、お焼香の灰の中に残るお線香の燃え残しを指で拾って、紙に包み、その短いお線香まで使ってゆくお掃除の仕方を教わりました。

「有里の家でも、ちゃんとこういうところまでやるんだよ。」とお上人。
「え~!?こんな細かいところまで、丁寧にお掃除するの?これをやるなら、他にもっと汚れたところがいくらでもあるから。。いや~参ったなあ。お掃除にこんなに時間をかけられないよ。」と思っていたわたしですが、今朝は我が家のお線香立ての灰を、きれいにしましたよ。手取り足取り教えられたことは、伝わってゆく。影響力を持つんですね。

全体を動かしてる人が、こんな細かいところに心と時間を注いでゆく。
爪楊枝をくわえて、一休さんのように、風まかせ、しなやかな笑いのたえない自由人の和尚さん。かつて経営していた会社が倒産してから、「念仏」ひとつに導かれ、「ナムアミダブツ~計らいを超えた偉大なる光にお任せする」を一途に唱えて歩いてきたその歩みと、そこで得た確信がわたしたちに伝わってくるのです。
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断食道場から帰る度に、断食の話を子ども達に話していたら、次男の八星が、いつの頃からか「いいなあ~。断食道場に行きたいなあ。」と憧れるように言い出しました。わたしが話したのは、断食後の重湯のおいしさ、満足感の話だったかなあ~。「湯のみ1杯の重湯が、ほんとうに香ばしくておいしくて、おなか一杯になるんだよ~。」って。長男のアマチは「うわ~。ご飯を食べられないなんて地獄だ~。」と今のところ興味を示しませんがねえ。

そして、八星は、今回、断食&小食道場始まって以来の最若手(10歳)の参加者となりました。
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大人12人に子ども一人。朝は6時半に起きて、2時間の勤行と瞑想、お掃除、お上人の法話から始まるお寺修行の日々を、10歳の子どもが退屈せずに過ごせるのだろうか?考えると心配になるけれど、本人が決めたのだから大丈夫だろうと、自然の流れを信頼して、お任せすることにしました。
 2月の始めに、陰陽霊法の研修会に参加したとき、40年のベテランの八木先生が、「憶えなきゃとか、あせらなくてもいいんですよ。自分をヌカ床のきゅうりだと思えばいい。まわりにベテランの先生や先輩がいて、何度も何度も実習するうちに、ちゃあんといい味に漬かっていくんですよ。安心して委ねていきなさい。」と言われたその言葉を思い出したりしてね。
祈りや瞑想が幼い頃から、生活の中にあれば、目に見えることと目に見えないものの両方がバランスして、その子の一生を貫く見えない揺るぎのない基盤となってゆくのでしょう。
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自分に気づきと癒しを与えてくれている「道場」を子どもと一緒に体験するなんて、計画外だったけれど、それが自然の流れなんですねえ。
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八星にとって少々苦痛だったのは朝と夕の2回の2時間にわたる勤行と瞑想だったみたいです。それも5日目くらいから『嫌じゃなくなった』とのこと。これって、大人も同じなんですよ。5日目くらいから念仏の声に張りが出てきて、瞑想にも入りやすくなるようです。また、一切の間食のない「小食」の3日目の夜、うなされていたので起こしたら、「おなかすいた。」と泣きそうでした。4日目は、食事を増やしてもらうと5日目からは『みんなと同じに減らして欲しい』と自分でお上人に申し出ました。

朝の法話や難しい話のとき、八星は一番後ろのコタツで、本を読んだり、絵を描いたり自分なりの時間を静かに過ごしていました。最後の夜には、お上人から教えられた体操をイラスト入りの解説本に仕上げ、最終日には、みんなにプレゼントする鶴を折り、自分で描いた絵手紙を選んでもらいプレゼントしたり、忙しそうでしたねえ。
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そうそう、途中、黄色い梅の花を見に出かけました。道場の仲間の顔ぶれは、CDでもピアノをひいてくれたシーナ、ヒーラーのももちゃん、リトリート仲間のさほちゃん、しおりん、じーまと、親しい顔ぶれだったのです。こうして出かけてみると、まるでともだちと観光旅行に来たみたいで嬉しかったなあ。
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最後の夜には、ピアノのシーナと一緒にコンサートもしました。
眠る時に八星が布団の中から、「八星の歌で、感動した。」というので
「どこで?」と聞くと「♪生まれてきてくれてありがとう♪で。」と答えました。私の歌は八星にとってはあたりまえの空気のようなもの。でも、この空間ではきちんと伝わり「感動」したんだなあ。

また、最初の夜は「瞑想のときにアメリカのこと思い出した。」と言っていました。
そしてまた、「若いときは、ミュージシャンとか絵描きで、おじいさんになったらお坊さんになろうかなあ。」と言い出しました。お坊さんになるなんて、今まで考えたこともなかったはずです。お母さんお父さんをみていたら、ミュージシャンになろうかな、と思ったりしているようだし、お上人を見ていたら、お坊さんになろうかな~なんて思い始めたのでしょう。

母親の世界と子どもの世界が自然につながってゆく。
子どもの感じられる世界への可能性が広がってゆく。ありがたいなあ。
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2月は、仕事をしませんでした。収入のある仕事はせず、出費ばかりの動きをしていました。「陰陽霊法」と「小食道場」と日常。

けれど、道場から帰ったらバタバタと10月までスケジュールが入り、びっくり。
「声もでないし、歌えなくなったらどうしよう?」そんな心配で、静養に専念した2月が終わり、活動が始まりそうです。

コンサート予定が急に決まってきました。ホームページのスケジュール欄を見て、近くの方は是非いらしてくださいね。

6月は沖縄に10日くらい行きます。朗読のしおりん、八星も一緒です。今のところ、アマチと誠さんは迷っているなあ。

9月はアメリカに2週間行きますよ。こちらは子ども達二人と行きます。

苦しいときは、立ち止まってみる。充分すぎるくらい静養したら、すご~くやる気になってくる。

そうそう、この頃、わたしちょっとだけ色が白くなってきたんですよ。
なぜかって?陰陽霊法で体の各所を温め、冷やしていたら、腎臓、肝臓の機能が回復してきました。そしたら、日焼け、しみで黒っぽくなってると思っていた肌がやけに白くなってきたんですよ。日焼け、しみが濃くなってきたのは年齢のせいかなあ?と思っていたら、内蔵の不調の影響だったみたい。色黒の人を見たら「陰陽霊法」してあげたくなっちゃいそう(笑)。命の営みが、不思議で楽しいこのごろです。

それから、道場から帰って、ちょっとだけお掃除が好きになってきました。
大きな収穫ですね。心が動くことを迷わず、疑わず、して行こう。必要なものは必ずついてくるから。いつのまにか苦手なことも好きになってゆく。安心して、慌てず、急がず、「今」一番心が向くことに専念していこう。この地球、宇宙は不思議。この体と心は不思議。すべてがつながってゆく。不思議だね。
by ainohanaMusic | 2006-03-02 20:28 | 心の旅日記 | Comments(0)