10月29日 雲仙から熊本へ。
島原港からフェリーでゆけば30分の道のり。
あいにく台風の影響で朝から強い風、
フェリーは欠航。陸路でぐるりと200キロ以上を走ることとなった。
熊本は、島根の奈奈ちゃんの紹介で、まだ一度もお会いしたことのない野村さんと、連絡をとりあっていたが、
連絡は途絶えがちで、コンサートの詳細も分かっていなかった。目的地の住所さえ、確認してもお返事がなかったが、
「お待ちしています。」というメッセージと、会社でコンサートを企画運営されているということ、また子どもたちを育むことをテーマとして
野村さんが女性の感性でなにかに超多忙に取り組んでいることは分かっていて、わたしが直接行かない限り つながりも始まらないので、
写メで送られてきた名刺の住所に2時を目指していきますね、とメッセージして 走った。やりとりの最初の時点でコンサートを企画してくださる旨は聞いていて、ただし詳細は、何度問いかけても わからないままだった。
着いてから聞くと、コンサートは5時半から2時間とのことで、ずいぶん時間があった。コンサートに来られるのは5名くらいとのことで、
小さな音響を準備した。
喉の調子が悪いので コンサートではなくお話し会にさせてもらいたいという前夜出したメッセージも読まれていなかったようで、
まずは、世界観が伝わるように 加減して、うたをうたうことにした。
コンサートが始まるまで、その日は別の学習会が入っていて、わたしは一人で過ごした。
どういう出会いなのか、全く分からないが、やれることを丁寧にやるだけのことだと感じていた。
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コンサートが始まったら、空間がつながり、心が動き出しました。
コンサートの後、野村さんの車で夕食に出かけ、美味しい魚料理をいただきました。
野村さんは、子どもたちを手厚い体制で預かる保育をはじめとして3つのプロジェクトを30人のスタッフを雇い、株式会社を経営されている。その中で「いのち」「死」にたいしてのメッセージを代弁して伝えることを望んでいるようで、来年は ちゃんと企画したいと言われました。
泊めていただいたご自宅が とても素敵で 一階がぬくもりのある保育室となっていました。
野村さんはゆっくり、熟考するタイプのようですが、日々の仕事に追われているようで、わたしの世界観を実際に聞いてみないとCDでは 人に紹介できるか分からなかったので、悩んだ末に、今回は自分とスタッフが聞くことにしたとのことでした。
音楽の力が 大きな力になる そんな現場であり人脈の中におられるのを感じました。
不思議な出会いの時間でしたが、お互いに分からないながら コワゴワ歩み寄って出会えた貴重なスタートだったと思います。
ここから なにが始まるのか楽しみ。今までにない、出会い方をして さあ~どんな流れになるのかな?
旅はまだ続きます。
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ツアーが終了して、長野に帰宅し落ち着いたら
次のCDの制作に取り掛かる予定です。
制作参加支援プロジェクトを よろしくお願いいたします💛