愛の花

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大切な友だちとのひととき

4月28日、東青梅の敬子さんの家から、板橋区のりなちゃんのお母さん、岡部さんのお宅へ向かう。

 埼玉に暮らすりなちゃん主催のおまもりヘンプアクセサリーのワークショップ。午前10時から午後2時で、わたしの天然石&ガラスビーズコレクションの中から好きなだけ選び 麻ひもを編んで 自分のためのお守りネックレスをそれぞれが完成させる。ミニミニライブもあり、岡部さんのおいしいランチもあり、シェアタイムもあり。充実。

 小中学校のお子さんを4人育てている子育て真っ最中のりなちゃんと、出会って6年~7年になる。最初はコンサートを聞きに来て、その後、自宅をコンサート会場として提供してくださり、長野のリトリートに子連れで何度も参加し、家族ぐるみで親密になった。「主婦」「妻」という枠から 自由になってゆくりなちゃんパワーと素直で体当たりな表現が、自分を映し出してくれる鏡のようで気持ちが良かった。子どもたちもリトリートの中で気持ちいほど ぐんぐん成長していった。埼玉では、りなちゃんが コンサートを主催して そのコンサートで、東青梅の敬子さんと出会いが生まれた。


ヘンプお守りアクセサリーのワークショップは1年に1回ペースで 今回で3年目。気の合った仲間と過ごす楽しみと、一人一人のエネルギーや感性、流れが 確実に変化していることが、天然石やガラスの選び方 デザインの仕方に現れてくる。時間を共有した仲間たちの「今」を知り、自分自身を知り、最後には それぞれの、世界に一つしかないユニークなネックレスをお互いに心からほめあって、自分に自信をつけて帰ってゆく。 

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今回の 印象的なこと。


ひとつは、Nちゃんが 来る途中で他の車と接触した。動揺していて、最初はなかなか制作に集中できないようだった。ほんのわずかに擦ったらしいが Nちゃんのミスらしく、「後で 高い請求されたらどうしよう?」と、心配していた。「起きてないことを心配しても仕方ないよ。南無阿弥陀仏・・心配の気持ちを無限なる宇宙にお任せしてしまえば、いいようにしかならないから 大丈夫。」ワーク中も 帰りがけもそんなことを話したような気がするけど、結果は・・先方から電話がかかってきて「大丈夫ですから心配しないでください。」とのことだった・・ワザワザ電話をかけてきてくれるなんて親切な方との 接触で よかった~~


Nちゃんは、最初は動揺して、制作意欲も湧かないようだった。が・・時間と共に、すっかり夢中になり、集中力が高まりに穏やかになっていった。できあがったヘンプお守りアクセサリーは スモーキークォーツが基調で、「ネガティブな想念を浄化する」ヒーリングネックレスになっていた。それぞれが、今の自分に必要なヒーリングネックレスを自らのガイドに導かれるように作り上げてしまう。わたしもたくさんのヘンプネックレスを編むが、集中して制作するうちに 雑念が浄化されて、直感がさえてくる。静かにそれぞれが 集中した時間を持ち、 最後はみんなで輪になってシェアをした。いい時間だった。


もう一人、印象的だったのは 初めて参加されたIさん。たくさんのビーズや天然石の中から 選ぶときから ため息をついていた。方針が決まらないというか、どうしていいかわからない・・という感じ。ローズクォーツをたくさん選び、どんどん紐に通して、首に合わせて またため息。

「重い。」と一言。

 何度も ワークショップを重ねて、わたしは 「手取り足取り」教えるよりも 本人の方針がでるまで 待つ方がいいことを学んだ。迷って迷って、みんなちゃんと自分の道を見つける瞬間がある。

 彼女は 一度通した ローズクォーツを全部外してしまい。小さなビーズを基調に 大きめのビーズはローズクォーツひとつと スワロフスキーひとつだけに絞り、「もう、これ以上 入りません。」と言った。あとは、スパイラルに編み、三つ編みで終わり。めちゃくちゃ シンプル。シンプルだけど 彼女にとても似合っていた。あまりにシンプルなので 首の後ろの3本の紐に、ビーズを入れることを勧めた。彼女は1本にだけビーズを入れて あとの2本を切り落とした。それが また とても良かった。


たった、4時間の制作だけれど 自分自身を知るプロセスは 人生みたいだな。

あ~でもない、こ~でもないと、試行錯誤して 最後にピタッと来る自分流が生まれてくる。


そうそう、もう一人、1年前は ため息ばかりついていた人が、今回は最初から快調に飛ばして、とても大胆な個性的なネックレスを作りました。「自分流」を学ぶと、2年目は さらに 飛びたてるような自由な表現を体得するのだなあ~とこれまた 感動したのです。

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いつもながら ランチは御馳走で ほんとに、ありがとう。


そして・・このあとが また(隠れ)本番だったの。

みんなが帰ってから わたしは歩いてプールに行き、夜になって 一度自宅に帰ったりなちゃんと久々にゆっくり話すことができたの。

岡部さんが台所仕事を一手に引き受けてくれたし、子どもたちはいつになくおとなしく テレビを見て寝てしまったので ほんとうにゆっくり話すことができました。そのうち、いろいろ近況を話しているうちに・・「あれっ?変だな~」と気がつき始めました。りなちゃんは ほとんどの時間を子どもたちのバスケの付き添いに忙殺されていて、他のことに関心も持てないほど 疲れていて、その自分の行動を支える信念が りなちゃんらしくない・・・と感じたのでした。

「・・・あれっ?りなちゃん 洗脳されてない?」


それから、また 二人で長~く話しました。鏡のように ストレートに反応が返ってくるりなちゃんが蘇りました。

日本って(日本だけじゃないかもしれないけれど)集合意識に飲み込まれやすい国だよね。


わたしは、二人の男の子を育てたけれど、シングルマザーということもあり、いつも忙しくて、ひた走りに走ってきた。

長男は そういえば中学校時代からバスケに夢中で 高校時代はバスケ部のキャプテンだったけど、試合を観に行ったのは1回だけだったなあ~。なんとなく感じたのは 子どもって親の集中力と同じものを身に着けるなあ~ということ。子どもたちが幼い頃、わたしが 子どもたちのために人形を縫っている横で、子どもたちは切り張りの絵本を製作していた。親が自分の目的に集中していると、こどもは自分の道をちゃんと見つけて そこに向って勝手に集中してゆく実感があった。


「親が頑張れば(バスケをしている子どもに付き添っていれば、子どもも頑張れるんです。」ってコーチが言ってるそうだけれど

親も一人の人間、自分のために生きてほしいと、わたしは思う。子どもは 親に見張られないほうが、伸びやかにいろんなことを学び取って育ってゆく。


わたしは 1週間に2~5日は、一日に1キロ泳いでいる。温水プールに行くとき、最初の頃 不思議に思ってたのは 水泳教室に通っている子どもたちだけが泳いでいて、親たちは 送り迎えに徹して、子どもたちを窓越しに見て貴重な時間を過ごしていることだ。待ってる時間を 親も運動すれば随分 心身が解きほぐされるだろうになあ~


そして、長男のアマチは 誰も付き添わなかったけど、勝手にバスケに集中してゆき 休みの日でも一人で練習していた。キャプテンになってチームを育てることを通して、人は同じではない、伝わる人と無駄な人がいるのだと感じたようで、わたしが誰にでも一生懸命になると、「どうして、そういう人に時間を割くのかな?無駄だよ。」と言われてしまったこともあった。


一晩のうちに友人のみずみずしい感性が蘇った感じがした。


「よかった~~りなちゃん。ひさしぶり~~。寂しかったよ~~」

そんな夜でした。ほんとに友達はかけがえがないのです。岡部さん りなちゃんと一緒に泊めていただいて ありがとう!







by ainohanaMusic | 2014-05-08 21:13 | 心の旅日記 | Comments(0)