愛の花

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不思議な新年の旅①

大晦日から元旦の夜は、パートナーの家で過ごし、一番近くの神社まで歩いて初詣に行った。
日頃はテレビも新聞もまったく見ないわたしだが、ここ数年 大晦日は紅白歌合戦を見ている。子どもの頃 家族で見ていた~今年も半分くらい見た。何人か心にとまった歌い手がいた。たった1曲でも、ほんものであれば、どんな状況からでもハートが伝わってくる。励まされた。
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元旦の夜、長男が 京都から長野に帰ってきた。2日が成人式だった。
3日の夕方長野を出発し、長男と一緒に、父が一人暮らししている静岡は岡部町へ里帰り。5日までの2泊、長男のアマチと父が初めてゆっくり話ができた。
 父は、80歳を超えた今も 分厚い本を原文で読み続けている知的探究心旺盛な頑固な「学者」で、脱原発の運動をし続けている一徹で不器用な「市民運動家」。目の前の人の関心事とか、理解の幅とか関係なく話し始めると止まらない一方的な父の話を アマチは辛抱強く聞いていた。
 アマチは、本気で自分の道を歩み始めたので、分野が違っても本気の人を敬い、なにかを吸収できているように見える。おじいちゃんのように、知的探究心が止まらない人もいることはアマチには驚きだろう・・。アマチにとっては、ファッションは探求したい世界だから、いろんな服を着てみたいが、そうそうお金がないので苦労している。父も、奨学金で大学院まで行った苦学生だった。
 「あのころの渇望が今なお、本を買わせている」
 と、何万円もする原書をうれしそうに次つぎと、書庫から運んできては、アマチに見せていた。
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(父と長男)
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(父とわたし)
一人暮らしの父の家では やることがいっぱいある。父が日頃一人ではやりきれない掃除をしてあげたいし、料理もしてあげたいし、話もしたい。今回は長男が掃除を手伝ってくれた。長男は、自分で暮らすようになって 人一番几帳面であることに自分で気がついたらしい。鞄の中からなにから、すべてをきれいに整理整頓している。その几帳面さと、仕事がマッチしている。人の天性の目覚めは不思議だ。
 短い滞在の間に、静岡でのコンサートに来てくださった男性が、詩を書き始めた17歳の娘さんに会ってほしいと電話をくれていた。わたしも家族と一緒にいられる時間が限られているので、アマチと一緒に会いに行った。その方は事故で片手を失ったが、コンサートで勇気をもらったこと、荒れていた父を見て、娘さんも荒れていたが次第に父親の聞いていたわたしのCDにも関心を示すようになったこと、詩を書き始めたなど語り、娘さんは、詩を書いたノートを見せてくれた。わたしの隣に座っていたアマチも詩を読み、彼女の心をちゃんと受け取っているのを感じた。なんとも不思議な取り合わせ。メロディーのつきそうな詩だったので少しアドバイスしたが、きっとまた、会うことになるだろう。みんな 励まし励まされながら人生を歩いてゆく。
 夜は長男が選んだ映画を見た。「catch me if you can」。いい映画を選ぶ。ずいぶんいろんなことを知っているし 感じている。

5日、 一緒に上京。わたしは本應寺のお上人の誕生日を祝うために杉並の本應寺へ。アマチは買い物をして京都へ帰るので、途中、荻窪駅で見送った。胸がきゅんとした。ほんの3~4日 一緒にいただけだけれど カリフォルニアの山奥で、いのちがけで出産し、育てた実感がよみがえり 自分の人生の流れに帰ってゆくのを寂しいな~と思った。いつのまにか、自分の足で歩き始めた子どもたち。時の流れ 子どもの成長は 魔法のようだ。

 お寺に行く前に、上井草温水プールで1000m泳いで  さっぱりと 軽くなり、その夜は本應寺のお上人の70歳の誕生日のお祝いに参列。上人の願い 「みんなよくなれナムアミダブツ」のバトンをみんなに渡そうとしていることは特別なことと感じ、そこに同席できるご縁の不思議と幸せを感じました。
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(上人と わたし 栃木の愚静庵にて)

(旅は続く)
by ainohanaMusic | 2013-01-14 02:19 | 心の旅日記 | Comments(0)