愛の花

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いのちのしずく

3月11日以来、毎日が かけがえのない瞬間(とき)であることを多くの人は気がついていると思う。
東北が大きく揺れて以来、今 自分があたりまえに買い物したり食事したりしていることが
「かけがえのない」瞬間であることをわすれなくなった。

2006年12月に 一瞬にして起きた火事

30分の間に燃え落ちた家と共に、わたしはパートナーも、すべての持ち物も、両手の自由もなくしてしまった。いのちよりも大切なこどもを救うことができたのは まさに奇跡だったが 亡くなった人への強力な想いを手放して目の前の人を本気で愛するようになれるまでには 2年かかった。

それから、目が覚めたように 目の前のことに まっすぐ心を傾けるようになった。

今回の震災は、一人からではなく多くの方々からすべてを奪い、また原発の事故と今も続く放射能の深刻な汚染の被害を目の当たりにして、たとえ多少不便な暮らしになっても 安全で健全な生き方を志す時が来ていることを、みんなに教えてくれている。

さて、そんな時に わたしたち家族は
沖縄旅行を計画していた。

偶然予定していた 沖縄旅行が
「生きる」ということの 喜びとだいご味
自分のこれからの役どころを伝えてくれた。

沖縄の時間の流れはゆっくり。そして人もあたたかく自然は美しい。
大切にしなくてはいけないのは そういう流れを自ら生きてゆくこと。

これからは、一人ひとりの輝きが この地球を照らすかけがえのない光
一人ひとりが 真剣に正直に 自分の道を照らして歩き始める時だ。
なにが 正しいなんてないけれど ただただ 正直に
そして この地球を慈しんで歩いてゆこうね。みんながそれぞれでありながら ひとつなんだ。
叡智のある生き方をみんなが掘り下げて 勇気を持って愛のある人生を全うする時が やってきた。
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沖縄に着いた翌朝、わたしは海を見ながらギターを弾いてうたをうたい こどもたちは 二人で遊んでいた。
長男は 高校の近くにアパート暮らしをしていたから 2人がこうして遊ぶのは久しぶり。
あさって、長男は東京へ巣立つので ほんとうにかけがえのない瞬間でした。
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これはクジラ
ゆうゆうと広い海を2頭で泳いでいる。
ぱたんぱたんと ひれで水をたたいたり、塩を吹いたり
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この海に生きてるのは数知れぬ美しいいのち。
わたしたちの飲む水も 汚染は怖いけれど、いのちの水は すべての生き物たちの水なんだね。
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4日目、
いつも コンサートをお世話してくださる照喜名さんを訪ねた。
大宜味村の山の懐で鶏を飼い畑をして焼き物やフリースクールを試行錯誤している彼らの暮らしを 成長してきた子どもたちに体験してもらいたかった。すると、町で古着を見たいとリクエストしていたアマチが、二日目の朝「もっと、ここにいてもいい?」と聞いてきた。
 すっかり現代っ子になって田舎より町が好きになったかな?と、思っていたのに、
愛情をかけてくれる人がいて、自然が豊かで 静かな場所には 強力に惹きつけられ いつまでもいたいのでした。
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けいさんと娘のるかちゃんは
アマチと八星に サンシンを教えてくれて
大切なサンシンを「ひとつあまってるから。」と、 アマチにプレゼントしてくれた。
え~、ほんとに いいの?
出し惜しみのない 愛情に触れて 2人は心をひらいて 2泊の予定が4泊 けいさんのおうちで過ごしたのでした。夕方になるとかつらさんが、火をおこし鳥を焼き、ビールや焼酎を飲む。
そのとき かつら哲学を話すのですが 子どもたちは 話し半分しか分からなかったと思うけれど かつらさんの「酔っ払いトーク」のそばからいつまでも離れずにおりました。
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4月2日
わたしは一足先に 浦添に向かいました。
昨年出会ったたくじさんが紹介してくれた「じゅじゅも」というユニットの2人の自宅でコンサート。

沖縄に着いて数日後、毎年夏に行っている東北ツアーを自分なりに実現すると、決めることができました。
東北でも被害の少ない場所と 大きな被害を受けている場所がある。
現地の状況に応じて 一番いい形でうたをお届けできるように、必要な準備を始めよう。
そのためのチャリティーライブの皮切りを じゅじゅもが受けてくれました。
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「もうすぐ、赤ちゃんが生まれるんで 僕たちはまだ行けないけれど ほんとは行ってなにかできることをしたい。そう思ってる僕らがたくさんいることを 東北に行ったら伝えてね。」沖縄からの熱い思い 受け取りました。

4月3日は 海浜公園でかみんちゅうのひがよしまるさんとりかちゃんたちの呼びかけで
心のかけ橋祈りの輪のセレモニーがあり、うたいました。

祈り人がたくさん来ておられて独特の雰囲気。そんな中で、胸に答えがすとんと落ちました。

ずっと昔から、大きな天災が立て続けに起きるとか、科学をコントロールできずに自滅するとか、この地球が終わりの時を迎えるとか、
予言のようなものをときどき聞いていた。

震災のショックは その時がまさに近づいているという厳粛な気持ちと、なんとかしたいという気持ちと、そうでなければいいな~というすがりたい気持ちがないまぜになって、心は揺れた。

多くの方たちと語らってみると、やっぱり同じように、厳粛なメッセージを受け取っているんだね。
そしたら、その場所から先へ行くことを決められた。

自分が死の宣告を受けたかのように
限りあるいのちの終わりが近づいていることを受け入れ
覚悟をした。そして時間をかけて、安らかな気持ちになってきた。
まずは 逆らわず受け入れてみる。すると自分の中にある恐怖のパターンがわかるんだよね、
わたしはパニックになって 訳が分からずこの世を去るのが嫌なんだ。
 
わたしの母は 癌の宣告を受けて 自分の自宅で 延命治療なしに最後まで父と過ごすことを選択した。
自分の選択は厳粛なものだ。安らかさと自分らしさ、懸命に最後まで生き、誰もいなくなった 一瞬の間に ふっと旅立って行った。

ほんとうにやりたいこと、ほんとうに伝えたいことを 明日はないということを肝に銘じながら
ただただ 一日一日を 愛おしく過ごしてゆくって、今ならできるし、それ やりたいよね。
いつかは みんな この世を去ることは決まっている。
この世の終わりまで、生ききることを決める。そうして 腹が決まると、からだの緊張が解けてくる。

5年前火事の経験で目が覚めた。その時のとの違いは

「この地球」のいのちと 「一人」のいのち の違い。

「地球」のいのちが主人公だとしたら、
一人ひとりの本質と 出会ってつなげてゆくことが大切な気がしています。

地球意識に目覚めて、共に かけがえのない瞬間を生きれるようになったら
夜明けが来る。なにかが根本的に変わる。
そんな気がする。
そんなリアルな体験を きっと わたしたちは初めて体験するような気がする。
こんな時代に出会えて
未知なる自分と出会えるばかりでなく
未知なる 世界と出会える。

感じ わかちあえることに感謝だね。
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沖縄から
帰ったら 新しい人生が始まったかのように
すがすがしさがやってきた。

やることが たくさんある。
やりたいことが たくさんある。

ありがとう。

いのちのしずく 受け取りました。
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by ainohanaMusic | 2011-04-10 22:03 | 心の旅日記 | Comments(0)