愛の花

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こどもたちと沖縄

次男は明日が中学校の卒業式。あさってが高校の合格発表。
 
長男は高校の卒業式をおえて今月中に高校の近くに借りていたアパートを撤収。上京してバイトを始めることになっていた。

その二人の門出を祝う卒業旅行をママ(わたし)は企画していた。
3月27日~3月31日の4泊5日の 格安パックの沖縄旅行。もう料金は払いこんである。

「ママ、沖縄行くの?」

2人の息子が それぞれに不安げに聞く。

わたしの答えはというと すっきりはしない。
「そうだね、せっかくだから 行けたら行こうね。」

地震が起きてから みんながそうであるように わたしもこどもたちも自分をとりまく世界が変わった。多くの方々が命を失い、すべての持ち物をうしない 放射能の不安と停電や物資の不足の 確実ではない日々を からだのどこかで 感じながら動いている。

今朝、一人でお念仏と瞑想をしていると
沖縄旅行に行くか行かないかではなくて、
旅を延長しよう!という アイデアが思いもかけず流れ込んできた。

長男の「上京してバイトを始めるぞ!」という意気込みが地震によっていったん流された。「しばらく 様子を見ようかな・・・」と昨日言う。

そうだよ、今は18歳の若者が東京へ行く時ではないね。

それなら、紹介したい場所がある。
沖縄の大宜味村で自給自足に近い暮らしをしながら焼きものをやっている照喜名さん、沖縄のジャングルのような山の中で家族でつつしまやかに暮らしている。

そして、また、不登校で通した次男も高校受験を頑張って ここで一休み。彼のデリケートさは人一倍で、地震のニュースをこと細かくチェックしほんとうにたくさんのことを感じている。少し神経を休めないと・・

コンパクトな卒業旅行を、子どもたちにとって もう少し深いものにしたいと思ったとき、同時にわたしが今 一番したいのは「祈り」だ~と感じて、「祈りのうたをうたってほしい」という、沖縄のかみんちゅうの方からの要請に日程が合わずお断りしていたのを、お受けしよう!と思ったのでした。

3月27日から4月4日まで 子どもたちと 卒業旅行へ行ってきます。
そして、わたしも楽器を持ってゆき 感じる場所でうたい、祈り、舞ってきます。

あわてても仕方ない ゆっくり根本から見直し、感じて朗らかに自分らしく歩けって この地震は 言ってくれてるみたいな気がします。
by ainohanaMusic | 2011-03-17 15:10 | 心の旅日記 | Comments(0)