7月5日、名残惜しい時を富良野で過ごし、昼ごろ鹿追町へ。
実は、7日の上士幌の七夕コンサートを企画してくれていた よっちゃんが「来年は鹿追町でもコンサートできたらいいね。」とMさんと会うように勧めてくれた。Mさんは関東で教職を退職してから、北海道に移住し山村留学生の指導員をされていると聞いていた。午後3時、Mさんが 待ち合わせ場所に来てくれたとき、わたしはおなかがすいていた。
「Mさん、どこか ご飯食べるところありますか?」よっちゃんが着くまでの間に なにか簡単に食べようと 思っていたのだが、
「家に帰れば、用意してるものがありますよ。」と、おっしゃる。わたしは まだMさんとのおつきあいも浅く、年配の男性が、わたしやよっちゃんのために楽しそうに、ピザを焼き、珈琲を入れてくださるのを驚きつつも、ありがたく堪能したのでした。ほんとに、おいしかった!
この日、わたしは然別湖の野営地でキャンプする予定だったのですが、天気も悪く、また、Mさんのもてなしでくつろいでしまい、見渡す限りどこまでも畑の中の一軒家、静かな広い家の一角によっちゃんと二人で泊めていただくことにしました。そして、3人でヘンプアクセサリーを編みながら語り合いました。Mさんは庭に花を植えたり、野菜を育てたり、とにかく体を動かして暮らしを作ることに心が入っていて、ただ話すよりも一緒になにか作りながら語るのがちょうどいい塩梅でした。
翌朝、素朴なメロディーがやってきました。
Mさんは管理職が長かったけれど、実は心の底では 普通の先生として子どもたちにかかわり、手作りの素朴で満ち足りた暮らしをしたかったのでした。ですから、Mさんは定年を待たずに教職を辞め、北海道に旅して第二の人生と出会ったのでした。Mさんの人生の物語に、わたしは感動していたんだなあ~。うたがやって来ることで わたしは自分の心を知るし、起きてることに目が開かれる。
人生でやり残したことに気がついて、ひとつひとつやっている喜びがあるからこそ、Mさんは、わたしたちのために楽しそうにピザを焼き、畑からサラダを摘んで用意し、珈琲まで入れてくださったのでした。
この歌は、さっそく 7日に上士幌でうたいました。
みんなでうたったんですよ。よっちゃん、かずえさん、ななちゃん、大将、みんな協力ありがとう。
来年は、鹿追町のみなさんにうたっていただけたら わたしまで泣いちゃうかも!故郷のうたです~
帰ろう♪ 2010.7.6
わたしは わたしを愛していいよ ほんとの気持ちも 忘れてないよ
やりたいことも分かっていたよ 帰ろう
自分の気持ちも 置き去りにして 良かれと思い 勝ち抜いてきた
けれど家族も 心を病んだ 帰ろう
わたしがわたしを満たすことが 周りのみんなを照らす 足元から
野菜を育て恵みに生かされる 少しずつでいいから ここがふるさと
②わたしがわたしを大切にして 求めてゆけば道は開くよ
当たり前のいのちの道に 帰ろう
あなたの気持ちも 大切にして ありのままをまず受け入れる
当たり前の 愛の流れに 帰ろう
あなたがあなたを満たすことが 周りのみんなを照らす 足元から
花を育て 出会いに生かされる 少しずつで いいから ここがふるさと
わたしはわたしを愛していいよ
ほんとの気持ち聞こえているよ
やりたいこともわかっているよ 帰ろう
わたしはわたしを愛していいよ
ほんとの気持ち聞こえているよ
やりたいこともわかっているよ 帰ろう
わたしはわたしを愛していいよ
ほんとの気持ち聞こえているよ
やりたいこともわかっているよ 帰ろう