愛の花

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変化の瞬間(とき)

26日 先週の水曜日 母が 光に移行して1週間がたった。
 
癌の末期だったが、痛みに苦しむことも、意識がなくなることもなく、26日の朝ごはんが食べれず、トイレが大変そうだった他は いつもと変わることもなく 父が ふとんを干しに2階に上がっている間に 息を引き取った母の、「お葬式はしないで」という言葉どうり 日常の中で 母を追悼している。

27日に母は骨になり父はひとり暮らしになった。28日には 妹たちと海で過ごした。50年、母と連れ添い、最後は24時間看護した父の心は 幼子のように心もとなく そして素直である。ひとつの愛を全うして そして空白になった時間を 今は全身で受けとめているのだと思う。
 
妹たちが東京へ帰ったあと29日に、藤枝市に家を建てるまでの20年を両親が過ごした静岡大学の職員宿舎や、久能山など思い出の場所を訪ねた。
 実に、父が わたしの車の助手席に乗ってくれたのは、今回が初めてだ。父は、排気ガスを出す車を個人が所有することに気持ち的に反対していて、自転車か公共の乗り物に乗ることに徹してきた人だ。
 父は、看護疲れの ふらふらする足で、どんどん先を歩いていった。父の博識と探究心には圧倒される。
 静岡大学職員宿舎の横にはわたしや妹が 幼い頃 ザリガニをとったり、フナを捕まえたり、 いかだで池を横断したりした池があって、そこにはたくさんの水鳥や動植物が生息しているが、40年以上前に埋め立てて公園にするという計画が持ち上がり 両親共に 自然保護の観点から 反対運動を続けていた。その池が、自然保護と折り合った形で 池のある公園となっていた。たぶん、できたばかり・・・
わたしにも、父にも 驚きだった。父と一緒に 公園を一回り 感じながら歩いた。

「いい公園だね。運動は無駄にならなかったんじゃないかな?」とわたし。
「まあ、折り合いをつけたんだね。てい子(妻)に報告しなくっちゃ。」と父は言う。

また、10年前に退職した 静岡大学構内へも、父は足を進めた。40年前には苗木だった木々が道の両脇に伸びて 木々のトンネルのような緑地エリアとなっている。アメリカからの輸入木々の伸びの速いこと・・父の自然のあり方への考えを交えながら思い出話を延々と語ってくれた。

30日には役所でのさまざまな手続きをした。昨日は、父は疲れが出て、一日 家で過ごした。ぐったりと横になっている父が心配だったが、わたしは久しぶりに 一人で泳ぎ、心身をリフレッシュさせた。

この1週間、わたしは 長野に残してきた二人の子どもたちのことを気にかけながらも、父のために食事を料理している。実は、父は5年以上、母のために料理してきて 家事は堪能だ。残してきた子どもたちは、料理も掃除も 1年生。・・・なのに、わたしは、今 こどもたちではなく、父のそばにいて 家事をしている。なぜ?

そして 気がついた。

これは、母が 父に一番してあげたかったことなんだ・・
わたしが、母の死後の1週間、父に付き添うことは 母の願いであり わたしは母の願いをも生きているのだ。

亡くなった人の意志を継ぐということは 誠さんを亡くしたときに経験した。自分の中に 旅立った人の願いが自然と着床する。死という形でしか伝えられない「愛」がある。愛は、身近な人に吹き込まれて継承されてゆく。

わたしが、父のために料理するとき 母の気持ちが重なって愛がこもり お父さんのこれからの人生を後押ししようとしている。不思議だなあ~

父が眠るとき、そして朝起きたとき、 そばに行ってあげたくなる。テルミーを背中にかけたり、やさしくマッサージしたりしている。
そうすると、頑固だった父が 
「ありがとう。」と 言う。その言葉は 心から発信されていて わたしの心に響く。

わたしの手は 母の手。そして 父の心の宇宙は 母一人に向かっていた壁を超えて、やさしく わたしにも届き、全てのものたちとつながる 慈愛に満ちている。

わたしは、父に愛されず育ったと そう長年 想ってきた。
父は、わたしに無関心で わたしをおろかな娘として見下げてきたように 感じていた。

わたしと父の間には 大きな壁があり その壁が わたしと男性とのつきあいを阻むトラウマにもなっていた。

ところが、今 わたしは 父を愛し、父は わたしをありのままに感じてくれている。

これは、お母さんが 旅立ちに プレゼントしてくれた奇跡だね。
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不思議な 変化の瞬間(とき)に 立っています。

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美しい瞬間(とき)♪

安らぎの中で はぐぐまれてゆく 深く美しいとき

命をさずかり 共に生きてゆく つつましく美しいとき

ほんとに心を 分かち合える 友との美しいとき

やすらぎそれは あなたの心の 海に浮かぶ 一艘の船
ひとつずつ 壊れかけた愛をつなぎ こころの絆 編んでゆく

おだやかで美しい光に包まれて 朝焼けのなかで あなたは
ほんとのあなたに かえってゆく
ほんとのわたしに かえってゆく

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今日、両親の家から 車で15分 「モミの木さん」というケーキ屋さんでコンサートです。

♪美しい瞬間(とき) みんな 日常の中で 変化してゆくね。素敵なときを分かち合いに 是非いらしてくださいね。母が 旅発って ちょうど1週間です。

なんだか、スペシャルなライブになりそうな予感がしているよ。

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吉本有里 ミニコンサート in もみの木(かわいいケーキ屋さんです)
~うた、バイオリン、ギター、お話
時間 午後7時~9時
料金 予約2500円 当日3000円(ワンドリンク+お菓子つき)
コンサート終了後 有里さんとの交流会を行います。ぜひご参加ください。
申し込み先 モミの木所在地 〒426-0071 静岡県藤枝市志太1-6-10
連絡 054-645-2723
by ainohanaMusic | 2010-06-02 11:31 | 心の旅日記 | Comments(0)